DSPとは?広告配信の特徴や選び方を徹底解説

DSPとは?広告配信の特徴や選び方を徹底解説

Webサイト構築ならびにマーケティングに携わっている方であれば、DSP(Demand-Side Platform)というワードを一度は耳にしたことがあるでしょう。

広告主のために用意されたプラットフォームであるDSPを用いて、Web上で広告の配信を行う宣伝活動の需要は急速に高まっています。
ここでは運用を検討している方のためにDSPの基本的な知識や種類に加えて、その選び方やおすすめのサービスなどについて詳しく解説します。

数年前よりその注目度が高まりつつあり、従来のディスプレイ広告よりも効率良く宣伝効果が得られるDSPの導入にぜひ役立ててください。

DSPとは?

DSPとはDemand-Side Platformの略称であり、広告主(アドバタイザー)に対しての広告効果の最適化を目指すためのプラットホームです。

広告枠の買い付けから配信やクリエイティブ分析までを一括りとして、それらを全て自動で行った上で最適化します。

このシステムが誕生したきっかけは2008年のアメリカ・ニューヨークで発生したリーマンショックであり、金融業界に就業していた工学エンジニアが失業して広告業界に転職したことによって生まれたとされています。
また、DSP単体では広告を配信することができず、SSP(Supply-Side Platform)と呼ばれる広告枠の提供側のためのツールと組み合わせて初めて機能するということを覚えておきましょう。

DSPとは?(1) デジタル信号処理

DSPの意味を1つずつ見ていくと「Demand」は要求や需要、「Side」は側や一面といった意味を持つ単語で2つを組み合わせると「需要重視の」という意味の言葉になります。

語尾の「Platform」は一般的には土台や基盤を意味するワードですが、ビジネスシーンにおいてはマーケティングの場・環境という意味合いで使うことが多いです。

広告主が宣伝する際SSPに入札を行い、その中で一番高額であると判断された広告主がサイト訪問者に対して広告が配信できるという仕組みになっています。ここの入札枠の調整や配信面の選択などの作業を、自動的に行うのがDSPです。

DSPとは?(2) 配信プラットホーム化する役目

広告主が入札する際に用いられるDSPの機能の1つに、RTBが挙げられます。

Real Time Biddingを略してRTBと呼ばれることが多く、1インプレッション(1回の広告表示)に対しリアルタイムかつ自動的に入札を行う仕組みのことです。

ユーザーがサイトに訪れた際に出現する広告は、毎回表示される度に広告主の間でオークションが行われ競争に勝った提供主の広告が掲示されます。

Webサイトなどのメディア運営者はSSP、広告主はDSPをそれぞれ用いて広告枠の取引を行う際に両者でRTBが用いられるという訳です。

DSPの特徴

さまざまな会社からDSPが提供されており、全て同じではなくそれぞれに特性や細かい相違点があります。

いくつかの種類の中で大きく分けると、運用型とアルゴリズム型といった2種類が主流です。

運用する上で方法が異なれば有用なターゲット層、運用の幅など大きく異なってきます。
まずはこの2つのタイプの違いをしっかりと理解することから始めて、自社・サイトのマーケティングに見合った方法を選べるようになることが大切です。

DSPの種類(1) 運用型

マーケティング対象となるターゲティングの設定に限らず、入札価格など細かい調整を全て手動で行う種類のDSPです。

自社での運用のため、実際の広告の宣伝効果を見ながら微調整が出来るのが強みとなります。
もう一方のアルゴリズム型と比較すると運用工数こそ多くなるものの、柔軟かつスピーディな対応が可能となるのは手動による恩恵です。

中には自動的に作動しつつも一部分を手動による調整が可能なDSPもあるため、こだわりたい箇所を押さえつつ吟味することが大切です。

DSPの種類(2) アルゴリズム型

目標としているCV数やCPAを設定すれば、あとは搭載されているアルゴリズムにより自動的に最適化するという、言わば自動運用型となります。

配信方法も指定できるほか、これまでの配信結果を基にDSPの独自の演算能力によって自動的に最適な広告のCPAが行われるため運用の手間がかかりません。

ただし思い描いた成果が出ていない時などに手動で調整しようとしても、調整の幅が狭いため改善がしづらいというデメリットがある点に注意が必要です。

DSP選び方

DSP選び方(1) DSPの特徴・強みを調べる

運用型とアルゴリズム型の特徴を把握したら、次は各DSPの売りや強みを知りましょう。

たとえば初心者にも分かりやすいUIやカスタマイズのしやすさ、配信リーチ数の多さや配信を行う守備範囲の広さなどが基準となります。

他にも成果のレポート機能や多彩な状況を想定できるシミュレート機能、サポート体制の充実度やユーザーの検索キーワードに基づくターゲティング機能など、自社に合った強みを備えているかどうかが肝心です。

DSP選び方(2) DSPと自社はwin-winになっているか

たとえば自社の製品やサービス内容が、広告を掲載する配信先によって成果が大きく変わるのであれば配信先を検討する必要があります。

この場合まず見るべきなのは、ユーザーが閲覧する端末でありスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末とパソコンといった環境の差異です。
ユーザーのペルソナを理解して分析しつつ、どちらかの環境に対して成果が得られるのであれば、いずれかの環境に強いDSPを選ぶと良いでしょう。

自社と媒体が、ともに利益に繋がるようなDSPを探すことが大切です。

DSP選び方(3) DPSにかかる費用確認

DSPはその機能の特徴や配信の範囲など色んな要素により、必要となる費用は大きく異なります。

最低出稿額が5万円の会社もあれば、月間20~30万円かかる会社もあり実にさまざまです。
海外配信を視野に入れるのか、動画広告の対応やターゲット対象の範囲、CPMやCPCなど課金方式の差によっても価格が変わります。

中には無料でアカウントを開設できるDSPもあるため、条件に合った候補をいくつかリストアップおよび比較して吟味するのがおすすめです。

国内にある主なDSP3選!

国内にある主なDSP3選(1) Google、アルゴリズムタイプ

Googleディスプレイネットワークの略である「GDN」は、大手検索エンジンGoogleが提供するDSPです。

彼らが持つパートナーサイトや自社提供のサービスに、広告を掲載することができます。
国内ユーザーの90%にリーチできるという、巨大なネットワークを築き上げていることが広告表示における最大のメリットです。

国内にある主なDSP3選(2) 楽天株式会社、アルゴリズム寄り

国内最大の市場を誇るECサイト、楽天株式会社が提供するサービスでRMPと呼ばれています。

膨大な数の楽天会員のデータや閲覧履歴、楽天が持つ他のサービスによって得られるデータを活用したターゲティング配信が大きな武器です。

登録情報によって得られたデータであるため、他のサービスよりも圧倒的に信頼度は高くなります

国内にある主なDSP3選(3) CRAIDが提供する「ADMATRIX DSP」は運用寄りな DSP

CRAIDが提供しているDSPが「ADMATRIX DSP」です。

月間2,000億ものインプレッションを獲得している国内主要アドサーバーである、アドネットへ出稿することができます。

加えて自社のサイトに訪れるユーザーと、似通った行動履歴を持つユーザーへアプローチできる広告配信をはじめとして、多種多様な配信方法を持っているのも特徴の1つです。

国内最大級の企業ターゲティングを実現する広告配信サービス『ADMATRIX DSP』媒体資料/広告掲載/広告資料

DSP広告においての3つのメリット

DSP広告においての3つのメリット(1) 広告主側次第で広告の購入が可能

従来の広告枠は、売り手によって金額や期間などが完全に決められた状態で運用されていました。

そのため特定の日や任意の期間だけに集中的に配信したくても、媒体側はそれに応じることは困難な仕組みです。
しかし縛りのあるアドネットワークとは異なり、DSPは複数のネットワークにまたがって配信できるため、広告主にとってより柔軟な広告活動が可能となっています。

DSP広告においての3つのメリット(2) パフォーマンス向上に最適なツール

DSPは実際のユーザーの反応のデータを集めて、配信した広告をさらに最適化していきパフォーマンスを向上させる機能を持っています。

動画やテキストなどどんな媒体の反応が良いか、時間帯や曜日などを判断基準とします。

また何度目に表示された広告に食い付きが良いか、など多岐にわたるデータを複合的に組み合わせることにより効果的な配信が可能です。

DSP広告においての3つのメリット(3) 興味関心のあるユーザーに向けて広告を配信

特定の広告枠やネットワークだけでなく、DSPはユーザーの性別・年齢や地域などオーディエンスデータを基にした広告配信が可能です。

このオーディエンスデータには検索および行動履歴も含まれており、インターネット上で起こした興味行動が反映されるため、より的確に関心を持っているユーザーに届けられるようになります。

DSP広告においてのデメリット3つ

DSPのデメリット3つ(1) どこの広告媒体に出たか分からない

掲載先が開示されるDSPがある中で、一部のサービスに関してはいつどこの媒体で広告が表示されたか分からない場合があるのがデメリットの1つです。

どんな層がどういったタイミングで広告を見て興味を持ったか、といったデータが一切入手できないため広告による成果が不透明になります。
加えて、次の広告に対しての戦略や予測を立てにくいことも難点です。

DSPのデメリット3つ(2) 広告費以外の費用がかかる可能性がある

DSPを導入するにあたって注意しなければならない点として、メインの広告費の他にも費用がかかる点が挙げられます。

広告費のほかに、手数料や初期費用も発生する場合があり気をつけなければなりません。

導入の際は月間・年間の経費だけでなく、初期や手数料などかかる費用をできるだけ細かく確認しておく必要があります。

DSPのデメリット3つ(3) DSPの選び方が難しい

多くの会社からリリースされているDSPは、それぞれに強みや便利なサービスを持っています。

さらには手動・自動やかかる料金、サポート体制など判断すべきポイントは多いです。
媒体によっては自社の製品やサービスの広告と相性が良くない機能・特徴を強みとしている会社もあるため、大手企業が採用しているからと言って鵜呑みにせずきちんと確認してから決めるようにしましょう。

DSPの課金方法について

DPSの課金方法(1) CPM課金

課金方法の1つであるCPM課金は別名インプレッション課金とも呼ばれ、表示回数が1,000回に達するごとに広告を支払う形式です。

CPMは「Cost Per Mille」の略称であり、Milleは1,000を意味する単語となります。

CPCに比べてクリック単価が割安になるというメリットがあり、主なDSP広告やSNSでの広告に用いられている方式です。
インプレッション数が最大になるよう配信されるため多数のユーザーに閲覧してもらえる点、クリック数に左右されず一定額の予算で出稿できる点もメリットです。

DSPの課金方法(2) CPC課金

一方クリックされるごとに広告費が発生する形式を、CPC課金と呼びます。

CPCとは「Cost Per Click」の略称であり、インプレッション(広告表示)数が何回であっても費用は変わりません。ユーザーがクリックしたことによって、初めて広告費が発生するシステムです。

CPCのメリットは何度広告が表示されても、クリックされるまで広告費が発生しないため、明確な効果が出るまで費用がかからない点にあります。
費用対効果が分かりやすい上に、出稿はクリック数が最大になるよう配信されていることも利点となります。

DSPのまとめ

大きく変化し続けるWebマーケティングの業界において、顧客の行動やペルソナといったビッグデータを集積して分析しながら最適化していけるのがDSPの大きな魅力です。

一口にDSPといってもアルゴリズム型・運用型というデータ収集方法から、CPMやCPCといった課金方式まで系統に違いがあります。

加えてさまざまな企業からリリースされており、それぞれ特徴や長所が異なるため自社の製品・サービスに見合ったツールを見つけることが重要となります。上手く活用して、どんどん業績を伸ばしていきましょう。

資料JPでは多数のDSPの媒体資料を提供しています。

DSPへの広告出稿を検討されている方はぜひ下記よりご確認ください。

アドネットワーク・DSP広告・SSP広告

おすすめ記事

人気資料ランキングすべてのランキングを見る