おすすめのオンライン決済サービス15選!導入メリットや選ぶポイントも解説!

最終更新日 : 2022-07-29 Box

近年、実店舗でもオンラインショップでも様々な決済方法に対応することが求められています。一方で、多くの決済方法に対応するほど手間も増えますが、その手間はオンライン決済サービスを活用すれば大幅に削減可能です。

ここでは、オンライン決済サービスの概要から選び方、おすすめのサービスまでご紹介していきます。

オンライン決済サービスとは?

オンライン決済サービスとは、決済方法の導入や運用に伴う業務を代行してくれるサービスのことです。

現在、決済方法は現金以外にも、クレジットカード決済・口座振り込み・コンビニ払い・電子マネー決済・キャリア決済など様々な方法が登場しています。

従来、新たな決済方法を導入するには直接運営会社と個別に契約をする必要があり、運用開始後は入金管理などの事務作業をしなければなりませんでした。

そのため、複数の決済方法に対応するには膨大な手間と時間を要していましたが、オンライン決済サービスは店舗と顧客の間に入って様々な業務を代行してくれるため、入金管理などの業務負担を大幅に削減することができます。

オンライン決済サービスの種類

オンライン決済サービスと一口に言っても、大きくオンライン決済に特化したサービスと、実店舗でも利用できるサービスの2種類があります。

実店舗を持たないショップの場合はオンライン決済に特化したサービスを、実店舗とオンラインの両方で事業を展開している場合は実店舗向けの機能も搭載されているサービスを選択するのがおすすめです。

オンライン決済サービスのメリット

オンライン決済サービスの導入には様々なメリットがありますが、ここからは代表的な4つのメリットについて解説していきます。

1.個別契約が不要

従来、複数の決済方法に対応するためには個別に契約しなければなりませんでした。

例えば、クレジットカード決済を導入したい場合はクレジットカード会社と1社ずつ契約する必要がありましたが、オンライン決済サービスを利用すれば契約に伴う手続きを任せることができます。

そのため、オンライン決済サービス1社と契約するだけで、様々な決済方法を手間をかけずに導入することが可能です。

2.中小企業などでも導入できる

クレジットカード決済を導入するには厳しい審査を通過する必要があるため、中小企業などでは導入ハードルが高いという問題がありました。

しかし、オンライン決済サービスを利用すれば直接カード会社と契約する必要がなくなります。加えて、オンライン決済サービスは審査に通過するためのノウハウを持っているため、中小企業などでもクレジットカード決済をはじめとした様々な決済方法に対応できるようになります。

3.売上管理など業務コストの軽減

複数の決済方法に対応した場合、売上管理などの業務コストが増えるという問題がありますが、この問題もオンライン決済サービスの導入で解決できます。

オンライン決済サービスでは、入金サイクルを統一することができるため、売上管理などの業務コストを軽減することができます。

数多くの決済方法に対応しても、業務コストが増えないのは大きなメリットと言えるでしょう。

4.未回収リスクなどの低減

オンライン決済では、代金の未回収や不正取引といったリスクがあります。しかし、オンライン決済サービスでは支払いの催促も代行してくれるため代金の未回収リスクを抑えることが可能です。

加えて、不正取引が行われた場合も被害を負担・保証してくれるサービスもあります。

そのため、オンライン決済サービスを利用すれば、リスクを抑えつつ様々なオンライン決済に対応することができます。

オンライン決済サービスのデメリット

上記の通り様々なメリットがあるオンライン決済サービスですが、デメリットもいくつかあるので注意が必要です。

1.初期費用や決済手数料がかかる

オンライン決済サービスを利用するには、初期費用に加えて決済手数料がかかります。

オンライン決済サービスの利用は、決済方法の導入・運用に伴う手間や時間を大幅に削減できますが、個別契約するよりも費用負担が大きくなることがあります。

初期費用や決済手数料はサービスによって差があるので、十分に比較検討した上で導入することが大切です。

2.個人情報の流出

顧客の個人情報が流出するリスクがあるのもオンライン決済サービスのデメリットです。

個人情報の流出は、世間からの信頼を大きく損ねる原因となりますし、流出によって被害が発生した場合はその対応に追われることになります。

場合によっては補償を求められることもあるので、サービス選定時はセキュリティ面にも注意を払う必要があります。

オンライン決済サービスの選ぶポイント

現在、様々なオンライン決済サービスが提供されていますが、ここからは自社に合ったサービスを選ぶためのポイントをご紹介していきます。

1.導入の目的を明確化する

オンライン決済サービスの導入を検討する際は、まず目的を明確化しておくことが大切です。

初めに導入目的を明確にしておけば、必要な機能が自ずと見えてくるため、自社に合ったサービスをスムーズに選ぶことができるでしょう。

2.導入コストや手数料

オンライン決済サービスの導入コストや決済手数料はサービスによって異なるため、選定時には必ずチェックしておきましょう。

特に決済手数料は、1件あたりのコストはそれほど高くなくても、決済回数が増えるほど高額になっていきます。

そのため、可能な限り多くのサービスを比較して、手数料を抑えるのが導入に失敗しないポイントです。

3.対応している決済方式

オンライン決済サービスでは、クレジットカード決済・コンビニ決済・電子マネー決済・キャリア決済など様々な決済方法に対応していますが、一度導入すると中々他のサービスへ乗り換えるのが難しくなります。

そのため、可能な限り多くの決済方法に対応しているサービスを選ぶのがポイントとなりますが、最低でも自社が希望する決済方法に対応しているサービスを選びましょう。

4.入金サイクル

入金サイクルもオンライン決済サービスを選定する際の確認事項です。

多くのサービスでは決済成立の翌月・翌々月払いとなっていますが、即日入金や月2回締めを選択できるサービスもあるので、自社に合った入金サイクルに対応しているサービスを選びましょう。

5.セキュリティ面

上記の通り、オンライン決済サービスの導入には個人情報流出のリスクが伴います。特に決済に関する情報は重要度が非常に高いため、サービス選定時にはセキュリティ面について十分に確認しておく必要があります。

また、情報流出が起こった場合の対応についても併せて確認しておきましょう。

おすすめのオンライン決済サービス15選

ここまで、オンライン決済サービスのメリット・デメリット・選び方などを解説してきましたが、最後に数あるオンライン決済サービスの中でも特におすすめな15個のサービスをご紹介していきます。

イプシロン

イプシロンは、GMOイプシロン株式会社が提供しているオンライン決済サービスです。

初期費用無料ながら、クレジットカード決済・コンビニ決済・電子マネー決済・ウォレット決済・キャリア決済などあらゆる決済方法に対応しています。

メーリングサービス・決済承認通知メール・2回締め・早期入金・定額課金などオプションも豊富です。

セキュリティ面も安心で、国際規格のPCIDSS Ver3.2に準拠したセキュリティ環境で運用されていますが、オプションで3Dセキュア認証支援サービスやセキュリティコードを追加することでセキュリティ性を高めることも可能です。

サブスクペイ

株式会社ROBOT PAYMENTでは、サブスクペイという名称のオンライン決済サービスを提供しています。サブスクリプションビジネスに特化したサービスで、継続課金機能が充実しています。

課金日・周期・回数金額などを細かく設定することが可能で、毎月の決済を自動化できるため業務負担を大幅に軽減することが可能です。

対応決済も豊富で、クレジットカード決済・口座振替・銀行振込・キャリア決済などに対応しています。

決済に必要な情報だけでなく、会員管理業務に必要な機能を備えたCRMが利用できるのも魅力で、データベースを自社で構築することなく決済情報に紐づく顧客情報を一元管理することが可能です。

SBペイメントサービス

SBペイメントサービスは、ソフトバンクグループ傘下のSBペイメントサービス株式会社が提供しているオンライン決済サービスです。

クレジットカード決済やコンビニ決済、キャリア決済など主要な決済方法を網羅しているとともに、実店舗向けのクレジットカード決済や電子マネー決済などにも対応しています。

多彩なニーズに応えてくれるだけでなく、PCIDSS Ver3.2.1に完全準拠した環境で運用されるなどセキュリティ性の高さも備えています。

さらに、集客支援や不正検知などのサービスが無償で提供されているのも魅力で、決済画面のカスタマイズにも対応しているため他社との差別化も容易です。

KOMOJU

KOMOJUは、株式会社デジカが提供しているオンライン決済サービスです。

ShopifyやWixなどのECプラットフォームに対応したサービスとなっており、クレジットカード決済・スマホ決済・キャリア決済・コンビニ決済・銀行振込などの決済方法に対応しています。

導入も非常に簡単で、ECプラットフォームとKOMOJUのアカウントを接続するだけで導入することが可能です。

初期費用や月額費用が発生しないのも魅力で、決済時に発生する手数料のみで運用することができます。

コストを抑えつつ、幅広い決済方法をECサイトに導入したい方におすすめのサービスです。

ナチュラルペイメント

ナチュラルペイメントは、エクストライノベーション株式会社が提供しているオンライン決済サービスです。

サーバーの冗長化やクレジットカード情報の非保持など高セキュアなサービスで、クレジットカード決済やコンビニ決済、電子マネー決済など全7種類の決済方法に対応しています。

また、クレジットカード決済を導入しにくい情報教材の取扱いが可能なのもナチュラルペイメントの魅力です。

決済手数料が固定されているのも特徴で、売上によって手数料が変動しないため、月によって売上金額に大きな差があるケースでも安心です。

初期費用は92,000円、月額利用料は8,900円となっています。

ZEUS〔ゼウス〕

ZEUS〔ゼウス〕は、SBIグループの株式会社ゼウスが提供しているオンライン決済サービスです。

設立25年以上を誇るサービスで、14,000を超えるサイトが導入しています。クレジットカード決済やコンビニ決済、キャリア決済など幅広いオンライン決済方法に対応しているとともに、端末決済など実店舗向けの決済方法にも対応しています。

売上管理画面の機能も充実しており、PCIDSS Ver3.2.1に完全準拠しているなどセキュリティ面も安心です。

有人のサポートも24時間365日提供されているため、トラブルや疑問を直ちに解決できるもの魅力です。

PAY.JP

PAY.JPは、大手ネットショップ作成サービスを提供しているBASE株式会社のグループ会社であるPAY株式会社が提供しているオンライン決済サービスです。

他のサービスと比べると対応決済サービスは少ないものの、シンプルな操作性とスピーディな導入が魅力のサービスです。

クレジットカードブランド5社が定めるPCIDSS Ver3.2.1に完全準拠するなど、セキュリティレベルも高いため安心して利用することができます。

また、初期費用・月額費用が発生しないものの決済手数料が高めのベーシックプラン、1万円の月額費用がかかるものの決済手数料が低めのプロプランの2種類のプランが提供されています。

Stripe〔ストライプ〕

Stripe〔ストライプ〕は、アメリカのStripe社が提供しているオンライン決済サービスです。日本では2016年から提供がスタートした比較的新しいサービスですが、スタートアップから大企業まで企業規模にかかわらず幅広い企業で導入されています。

オンラインショップに決済画面なしの決済システムを導入できるのが特徴で、ユーザーは決済画面に遷移せずに支払いを完了させることができるためコンバージョン率の向上を図ることが可能です。

毎年多数の新機能がリリースされているのも特徴で、店舗側・ユーザー側ともより快適にサービスを利用できるように日々改善が加えられています。

Square〔スクエア〕

Square〔スクエア〕は、アメリカのサンフランシスコに本社を構えるSquare社が提供しているオンライン決済サービスです。

日本では2013年よりサービスが提供されており、初期費用・月額費用とも無料となっています。オンラインショップと実店舗の情報を一元管理できるのが特徴で、専用のPOSレジを使用することでオンラインショップと実店舗の商品情報を同期することが可能です。

また、会計ソフトなど外部システムとの連携にも対応しています。

オンラインショップ作成機能も搭載されており、テンプレートを活用することで初心者でも簡単にオリジナルのオンラインショップを作成できます。

VeriTrans4G

VeriTrans4Gは、株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス)が提供しているオンライン決済サービスです。

オンラインショップだけでなく、越境ECや実店舗など多様なチャネルに対応したサービスとなっているため、あらゆるニーズに応えてくれます。

クレジットカード情報の非保持化・非通過化に完全対応しており、利用者側でクレジットカード情報を取り扱う必要がないため、情報漏洩のリスクを大幅に軽減することが可能です。

3Dセキュアやセキュリティコード認証などオプションで追加できるセキュリティ機能も充実しているため、安心して利用することができるでしょう。

メタップスペイメント

メタップスペイメントは、株式会社メタップスペイメントが提供しているオンライン決済サービスです。

クレジットカード決済・コンビニ決済・電子マネー決済などのオンライン決済だけでなく、実店舗向けのクレジットカード決済にも対応しています。

また、チケット販売やライブ配信が可能なチケットペイ、サブスクリプションサービス向けの会員ペイ、家賃決済サービスのBeesRent、ペールリンク型決済システムのペイシスなどにも対応しているのが特徴で、幅広い業種のニーズに応えてくれます。

加えて、利用者ごとに専任の担当者が付くため、初めてオンライン決済サービスを導入する場合でも安心です。

ペイジェント

ペイジェントは、株式会社ペイジェントが提供しているオンライン決済サービスです。

クレジットカード決済やコンビニ決済、電子マネー決済など様々な決済方法に対応しているとともに、メールで決済画面を送る方法からシステムへの組み込みまで多彩な利用方法から選択することができます。

加えて、多くのECサービスと標準連携されているためスピーディな導入が可能です。

入金サイクルが早いのも特徴で、通常でも締め日から9営業日で入金されますが、早期入金オプションを利用することで締め日より最短5営業日後の入金が実現できます。

さらに、締め回数を2~4回に細分化することも可能です。

Paidy

Paidyは、株式会社Paidyが提供しているオンライン決済サービスです。

オンラインショップに後払い決済を導入できるサービスで、導入により非クレカ層や若年層のユーザー獲得が期待できます。

ユーザーは分割手数料無料(コンビニ払いの場合のみ最大356円/回の手数料)で3回あと払いを利用できますが、ユーザーが3回払いを選択したとしても事業者側には翌月に全額入金されます。

また、売上金は100%保証されるため、未払いリスクを負うことなく導入することが可能です。初期費用や月額使用料が無料で、決済手数料のみで利用できるのもPaidyの魅力です。

NP掛け払い

NP掛け払いは、株式会社ネットプロテクションズホールディングスが提供している企業間後払い決済代行サービスです。

BtoB取引における与信・請求書発行・督促といった請求書後払いに伴う業務を丸投げできるサービスで、支払い遅延や未払いなどが発生した場合でも代金を100%保証してくれます。

そのため、NP掛け払いを導入することで、未回収リスクを伴わずに安心して取引できるようになりますが、万が一貸し倒れが起こった場合でも手続きを行う必要は一切ありません。

また、中小企業や個人事業主などリスクが高い相手とも取引可能となるので、ビジネスチャンスが大きく広がるというメリットもあります。

Paid

Paidは、株式会社ラクーンフィナンシャルが提供しているBtoBビジネス向けの後払い請求代行サービスです。

与信審査・請求書発行・入金管理・督促など請求にかかわるあらゆる業務を代行してくれるサービスで、利用者側は取引情報の登録と請求情報を登録するだけなので、日々の請求業務の負担を大幅に削減することができます。

100%代金保証が付いているのも魅力で、支払い遅延や未払いなどのリスクを伴わずに取引することが可能です。

初期費用や月額料金がかからないという特徴もあり、取引金額に応じた保証料と事務手数料を支払えば利用できます。

オンライン決済サービスまとめ

現在、オンラインショップ・実店舗を問わず、顧客満足度を高めるためには幅広い決済方法に対応する必要がありますが、オンライン決済サービスを活用すれば最小限の手間で幅広い決済方法を導入することができます。

一方で、オンライン決済サービスの数は年々増加しているため、今回解説した内容を参考に自社のビジネスモデルに合ったサービスを導入してみてください。
 

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