イニシャルコストとは?ランニングコストとの違いや、その重要性を解説

イニシャルコストとは?ランニングコストとの違いや、その重要性を解説

何事にも掛かるコストとは何か?

コストは日本語では費用といった意味があるもので、何らかのものを購入したり維持するために掛かるお金を指します。

またコストの中にもイニシャルコストとランニングコストがあり、前者の場合には日本語では初期費用を意味し、後者には維持費用を意味しています。

いずれにしても物を手に入れる場合には両者のコストを考えた上で行うことが必要です。

イニシャルコストに該当するものは何か

イニシャルコストは初期費用のことで例えば車やパソコンなどを購入するさいに必要とされるお金です。また物だけでなく工事が必要な場合にもイニシャルコストとされ、車の場合であれば駐車場を作ったり、またパソコンを使う場合にはインターネットが欠かせませんから、そのインターネットを利用できる環境を作るといったことも含まれます。

いずれにしてもそれらを手に入れるために必要なもので、事業を行っている場合にはこれらのコストを抑えることが資金流出を最小限にすることができます。また物を購入するなどした場合にはもっとも大きな出費ですから、たいていの場合にコストを削減するといった意味で最初にターゲットとなってしまいます。

イニシャルコストという言葉が使われる場面は?

初期費用という意味ですから、イニシャルコストという言葉が使われるのは、新しい物を購入するなどした場合にかかる費用を抑えて欲しい時に使われます。イニシャルコストというと、あまり馴染みがないので、初期費用や初期投資という言葉を使われますが、要は購入費用を抑えることです。

何事にも予算は有限ですから、その範囲内で納めることが求められ、たいていの場合にはイニシャルコストを少なくすることに重きが置かれがちです。しかし、実際にはイニシャルコストと合わせてそれらを維持するためのランニングコストも考えなければなりません。

イニシャルコストが高ければランニングコストが安くなるわけではありませんが、イニシャルコストを過度に抑えた結果、ランニングコストが高くなるというケースも珍しくないということです。

イニシャルコストとランニングコストはひとつのコストとして考える

イニシャルコストは初期費用、ランニングコストは維持費用で最初にイニシャルコストが発生し、それを維持するためにランニングコストが発生します。プリンターで例えればプリンターを購入する費用がイニシャルコストにあたり、プリンターを動かすための電気代やインク代、故障が発生した場合の修理代がランニングコストです。

イニシャルコストを抑えるのであれば、家庭用のインクジェットプリンターが安価で手に入れやすいですが、1枚あたりの費用が高くなります。対してレーザープリンターは高価ですが、1枚あたりの費用が安くなり、最終的なコストは使用頻度が多ければインクジェットプリンターの方が安くなりますが、使用頻度が多い場合にはレーザープリンターの方が安くなります。

イニシャルコストやランニングコストという言葉の使い方の例

例にあげたプリンター以外にも使われるものとしては、自動車やエアコンなどです。また、建物を維持していくためにも費用が発生しますから家を購入した場合や、事業をしていく上でもイニシャルコストとランニングコストという言葉がよく使われます。

プリンターを利用する場合の費用

プリンターの場合には本体の購入費用のほか、電気代やインク代、用紙代が発生します。もっとも重視される傾向にあるのが購入費用であるイニシャルコストで、特に画質という面で見れば高性能機ほど高価です。しかし、枚数を印刷するようになると必要とされるインク代に意外とコストが発生します。

特に使用頻度が大きいほどそのコストは比例して増えていくことになり、結果として維持費であるランニングコストが増えます。このようなランニングコストの増加は、業務用として使われる場合には負担となるため、業務用などに用いられるもので印刷枚数が多いものでは本体価格が高いものの維持費が安いレーザープリンターが利用されています。

飲食店を経営する場合の費用

飲食店に限らず、お店をやっていくためにはさまざまな費用が発生します。共通しているものとしてはお店を用意するための費用で、土地や建物を購入する場合には大きな金額になりますし、賃貸で借りるにしても家賃以外の保証金を支払わなければなりません。

それにお店を作るための設備も必要で、オープンするまでに発生するさまざまな費用がイニシャルコストです。

一方でランニングコストは最初に掛かる費用と比べればそれほど大きなものではありませんが、最終的に投じたお金を回収するためにはランニングコストを抑えて利益率を上げることが求められます。

このため物を購入するよりも経営を行うといった場合にはイニシャルコストとランニングコストの管理はとても重要です。

なにかとコストがかかる自動車の場合

自動車の場合には、購入そのものに費用が掛かりますが、維持費についても費用が掛かります。新車か中古車かは別にしても本体価格のほか公道を走るための事務手数料を含めて数十万円以上します。

さらに維持費ではガソリン代や税金、車検費用や任意保険といったものもあり、購入した金額以上になることもあります。コストが抑えられるのが軽自動車と言われるのが、軽自動車は維持費が少なくて済むからです。また商用車も税金が安いので維持費が少なくて済みます。

対してコストが高くなるのが外国車などが該当し、本体価格が高い上に税金のほか修理時の費用が高くなります。このため自動車の場合にはその種類によってコストの変化金額が大きいです。

コスト削減の固定費を抑えるというのはランニングコスト

コスト削減のために固定費を抑えるというのがよく言われることですが、これはランニングコストを少なくするということです。例えば生活をしていく上ではさまざまな費用が発生しますが、それらを節約することで必ず出ていくお金である固定費を削減することができます。

またランニングコストが高いからといってランニングコストが安いものに乗り換えるというのも注意が必要です。エアコンの場合には数十年前のものと比べると消費電力が大幅に減っています。

しかし、購入するためのイニシャルコストには相応の費用がかかり、ランニングコストを抑えるためだけに年式が新しいにも関わらず交換するというのはトータルでみた場合のコストが増えることを意味します。

ただ購入して年数が経過していれば故障するリスクが高まりランニングコストが増加することがあり、新しいものに交換した方がコストは安くなります。

コストを見る場合には何事にもイニシャルコストに目が行きがちです。理由としては、もっとも大きな金額となることが大きな理由です。しかし、実際にはランニングコストも考慮した上で選ぶことが欠かせません。

イニシャルコストのまとめ

経営を行っていく上では特に重要で、イニシャルコストの負担を軽減すると同時にランニングコストを下げることが損益分岐点を下げることができ、投じたお金を回収することができるタイミングを早めることができます。

またプリンターにしてもエアコンにしても、イニシャルコストとランニングコストの両方を見ることは不可欠なことで、特に使用頻度が高い場合には多少のイニシャルコストが高くなってもランニングコストが低いものを選ぶことで最終的なコストを下げることができます。

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