インターネットビジネスにおいて大きな影響力を持つGAFA、そしてBATとは?

インターネットビジネスにおいて大きな影響力を持つGAFA、そしてBATとは?

インターネットの普及が人間の生活を大きく変えました。ネット接続された端末を使えば、膨大な情報にアクセスできますし、音楽を楽しむこともできます。さらに友人たちと飽きることなくコミュニケーションをとれますし、欲しい商品を取り寄せることも可能です。

この劇的な変化は私たちの生活を豊かにし、自由にできる時間を増加させました。しかしこのようなインターネット使用が私たちの個人情報を流出させ、広告の最適化などに利用されていることは事実です。うまく情報を集めた企業がそれを使ってビジネスをすると、情報を持たない企業は太刀打ちできないと言う専門家もいます。

つまり情報収集に成功した企業が今後のビジネスの覇権を握るということです。ここでは現在絶大な力を持っているGAFAについて示します。

GAFAとは

GoogleとApple、FacebookそしてAmazonの頭文字を取った言葉で、ガーファと読みます。もともとは成長著しいIT企業をまとめた言葉でしたが、今ではビッグデータを活用して世界をリードする4社を指します。GAFA4社に共通しているのはプラットフォームサービスを提供し、競合企業より優位に立っている点です。

プラットフォームサービスとは、企業と顧客をつなぐ基盤サービスのことです。検索サイトやECサイト、SNSなどがこれに当てはまります。GAFA4社は中継するサービスを提供しているから情報が集められますし、それを使うことができます。日本ではあまり聞きませんが、GAFAにMicrosoftを加えたGAFAMという言葉もあります。

Google

Googleは検索エンジンやオンライン広告、クラウドコンピューティングなどを提供する米国の企業です。スタンフォード大学の大学院生によって1998年に創業されました。創業当初は検索エンジンのみを提供していて、ページランクと呼ばれる新しい理論を用いたそれの検索精度が好評を呼びました。

インターネットで情報収集を始める際に、もっともよく使われるのが検索エンジンです。その検索エンジンで他サービスの追随を許さないことが、影響力の大きさに影響しています。成功の理由はページランクを用いて、検索精度を高め、検索順位に価値をもたせたことです。

検索エンジン以外にも、YouTubeを始めとする人気サービスを所有しており、高い広告収入を得ています。これまでに集めた情報を活用するだけででなく、高い技術力を活かして自動運転技術など、次世代のサービス開発にも力を入れています。親会社のAlphabetは2020年1月に時価総額1兆円に到達しました。

Apple

アップルは1976年にスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックが創業した多国籍企業です。現在はデジタルデバイスとデジタルコンテンツなどを販売し、アプリやコンテンツを販売するプラットフォームを運営しています。創業から長い間はハードデバイスを販売する会社でした。

PC分野でWindowsのOSを搭載した製品に押され低迷した時期もありましたが、iPodの大流行で巻き返しに成功しました。その後もiPhoneやiPadなどをヒットさせ、デジタルデバイスの分野でトップブランドに君臨しています。PCとスマートフォンに搭載するOSを持っているため、音楽やアプリケーション、動画の分野でプラットフォームを持っています。

そのため顧客のビッグデータを所有しており、今後のビジネス界で有利な立場を維持すると考えられます。またアップルブランドはGAFAの中でも高いものであり、アップル社の製品を宝石やブランド品のように考える若者が世界中にいます。

Facebook

Facebookは、ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグを中心にして創業した企業です。21世紀に入ってからビジネスを開始したのはGAFA4社の中で2004年創業のFacebookだけであり、もっとも若い企業といえます。米国の大学が学生間交流促進を目的として提供する本をインターネット上に拡大したのがFacebookです。

これに加えて、写真中心のSNSであるInstagramも提供しています。世界で20億人以上の利用者がいるため、膨大な量の情報が集まっていますし、インターネット広告市場で莫大な利益を得ています。個人情報をもとに、ユーザーにあった広告を提供するシステムがあるため、効果的に広告を打てます。

創業から10年ほどで世界を代表する企業になったの理由は、SNSというプラットフォームの一度支持を得ると急速に利用が拡大する性質にあります。なぜなら多くの人は周囲が利用していると、自分も利用したくなるためです。

<h2>Amazon</h2>

EC業界でトップに立っているAmazonは、ジェフ・ベゾスが1994年に創業しました。本社は米国シアトルで、世界15カ国でサイトを運営しています。長期的な成長を目指した経営戦略が有名で、毎年赤字を計上しながら成長を続けてきました。大量の商品を揃えることと、発送のオートメーション化にいち早く対応したショッピングサイトがメインの事業です。

カスタマーレビューやおすすめ機能をはやくから搭載したことが有名で、個人データの活用がビジネスの鍵であることを証明してきた企業でもあります。その他の特徴としては、成功の望みがわずかしかない事業でもリターンが大きければ投資をするスタイルです。

数多くの失敗をしながら人工知能を開発し、アマゾンエコーなどにつながりました。最近は一見時代に逆行しているように見えるサービスを提供しています。それは実店舗の解説や運送サービスで、新しい小売業・運送業の形を見通してのことだと見られています。

GAFAが注目を浴びる理由

GAFA4社の共通点はプラットフォームサービスを提供して、高いシェアを獲得していることです。これは一種の社会インフラを持っていて、市場を半ば独占していることを意味します。

しかもビジネスの鍵である個人データを所有しているため、一度得た優位な立場を脅かされることなくビジネスを継続できます。その結果として投資家から資金を集めやすくなりますし、社会への影響も大きくなります。

GAFA4社の方針が多くの企業や社会のあり方を返るため、大きな注目を集めています。他には存在感が大きいにも関わらず、取引をしている国への納税額が少ないことで議論の的となることもあります。これから国際的なルールがまとめられる見通しであり、IT業界人以外も注視しています。

今注目されているBATとは?

高い経済成長率をキープし続けている中国は、外資系IT企業の運営に制限をかけてきました。そのため自国でIT企業が成長し、他国民にとっても無視できない存在になってきています。中国を代表するIT企業としてはBATの3社が有名です。

百度(バイドゥ)

バイドゥは2000年に創業した企業で、本社は北京にあります。世界の検索エンジンの中でGoogleに次ぐシェア、中国ではトップシェアを獲得しています。検索は高速でありながら、中国語での検索精度が高いことが中国国内での人気につながっています。

サイトのトップページから使えるサービスはGoogleとヤフーを足し合わせたような構成です。検索サービスは、日本人にも馴染み深いウェブやニュース、画像いがいに出前や中古車売買などがあります。

検索以外にもゲームやコミュニティーサービスなど、簡単には把握しきれない量を提供しています。現在中国国内ではライバルがいないと言われており、これからも存在感が増していくと考えられています。

<h3>アリババ</h3>

アリババは1999年に設立されたECの企業で、本社は浙江省杭州市にあります。運営しているタオバオというECサイトが有名で、アジア最大の規模を誇ります。中国内の消費者向けサイトとしては80%のシェアがあります。

中国という巨大市場で圧倒的な存在感がありますから、世界から注目を集めているのは当然です。他にはアリペイという電子決済サービスも運営しています。日本でも免税店などで見ることが多いサービスで、サービスを展開は2003年からです。

会員数は4.5億人以上、日本と米国の総人口の合計を超えます。ビッグデータの活用にも乗り出していて、小売店に売れ筋商品の情報を販売しています。自ら小売店も経営していて、EC企業を超えた存在になりつつあります。

テンセント

テンセントは1998年に創業した企業で、広東省深?市に本社を構えています。提供しているサービスには、WeChatというSNSやテンセントQQというインスタントメッセンジャーがあります。世界最大の売上高を誇るゲーム会社であると同時に、他のゲーム会社の株主でもあります。

リーグ・オブ・レジェンズのライアットゲームズやカカオトークのカカオの株も所有しています。日本のゲーム会社や通信会社などと提携を結んでいることの特徴のひとつです。具体的にはGREEやKDDI、カプコンなどが挙げられます。時価総額ではGAFAに匹敵しており、日本の首位であるトヨタ自動車の倍を超えています。また創業者はアジア1の富豪になったことがあります。

GAFAまとめ

GoogleとApple、FacebookそしてAmazonの頭文字を取ってGAFAといいます。この4社はプラットフォームサービスを提供し、高いシェアを持つことから大きな存在感を持っています。さらに膨大な顧客データを使って広告の最適化などを行うことで、他サービスとの差別化に成功しています。

GAFA4社が提供するプラットフォームは社会インフラと呼ぶことも可能なもので、その方針が社会へ大きな影響力を持ちます。GAFAを始めとする外資IT企業に制限を加えてきた中国では、自国のIT企業が成長を遂げています。特に百度とアリババ、テンセントのBATは、巨大市場中国での圧倒的なシェアで大きな存在感を放っており、世界から注目されています。

おすすめ記事

人気資料ランキングすべてのランキングを見る