知らないとトラブルになる領収書の印紙について徹底解説!

最終更新日 : 2020-04-25 Box

社会に出ると面倒な作業や、聞きなれない言葉を耳にすることが多くなります。当たり前のように飛び交うビジネス用語に戸惑いを隠せない人も多いことでしょう。そこで今回はよくある疑問の一つ、意外と知らない領収書印紙について説明していきます。

ビジネスシーンにおいて備品を購入したときは領収書をもらいますし、得意先や取引先との飲食の会計時に領収書をもらうことがあります。節税のためには仕事関連の支出はできるだけ経費として計上したいところです。

個人事業主や自営業者、フリーランスなども節税のためには経費を多くするほうが手元にお金を残すことができます。領収書印紙はどのようなシチュエーションで使うのかというと、領収書の金額が5万円以上のときです。このときは収入印紙を貼る必要があります。

収入印紙とは?

請求書が領収書を兼ねる場合はそこに収入印紙を貼る必要があります。収入印紙は税金の一つで、5万円以上の場合は必須になります。領収書はものやサービスに対してお金を支払う側が確実に代金を支払ったということの証明にもなります。収入印紙は領収書印紙と同じような使い方ですが、領収書印紙と違うのは請求書にも貼ることができるところです。

収入印紙は絶対に貼らなくてはいけないのか、この疑問を持つ人は意外と多いでしょう。収入印紙を貼ることで印紙税の納付を済ませたことになります。税金を負担していることの証明になるので、ルールに基づいた正式なやり取りとして認められます。収入印紙なんて面倒なもの、貼らなくても分からないのではないのかと思っている人も多いかも知れないですが、収入印紙を貼らないと税金を誤魔化していると判断されてしまいます。

印紙税を払わなかったによる罰則として、本来納めるべきだった印紙の3倍の額を支払うことになるので注意しましょう。税務署の調査を受ける時に、収入印紙を貼っていない請求書が見つかってしまうと指摘されてしまうので、面倒ですが手を抜かないほうが良いです。

実際には手間がかかる面倒な制度なので、もっと他の方法で税金を納めることができれば業務を効率化することができます。今後は見直しされる可能性が高いところでしょう。オンラインなどで管理できるようになれば時間短縮にもつながりますし、印紙を用意する必要もなくなります。

収入印紙は様々な金額の印紙税に対応するために、1円から10万円まで種類が用意されていますが、これも貼り間違いなどが発生しやすいので、効率が悪いと言わざるを得ないです。

収入印紙を扱っている人のほとんどが本当に必要なのかという疑問を感じていますし、貼り間違いに気をつけてストレスを抱えながら仕事をしています。ビジネスシーンでは未だにこのような効率の悪い作業が存在しています。

収入印紙の貼り付けルールとは?

印紙には細かいルールがあり、貼り方を間違えてしまうと正式に認められないケースもあります。基本的なルールとして5万円以上の場合は必ず必要になります。ここで新たに疑問が浮かび上がります。それは消費税を含んだ金額で考えるのかというところです。

消費税抜きで5万円を超えた場合は収入印紙が必須ですが、消費税抜きでギリギリ5万円を下回るときは印紙は必要ないです。分かりにくい部分なので、勘違いしている人が多いですが、消費税は含めないで考えます。印紙は税金と同じなので、受取金額が上がるにつれて必要な収入印紙の金額も上がっていくという特徴があります。

印紙の貼り付けルールには重要なものがあります。それは収入印紙に消印を押すということです。なぜ消印が必要なのかというと、消印が無いと印紙を再利用されてしまうリスクがあるからです。

ではこのような面倒なルールはなくしてしまえば良いと思う人がほとんどだと思いますが、昔からのルールで疑いを持たない人も多いのが現状です。電子化が進んでいる昨今においてナンセンスなルールではありますが、現状はこのシステムに従って仕事を行う必要があります。

消印を押すときは印紙と領収書にまたがるようにして押さないといけないです。どちらか一方にだけ消印を押しても効果は発揮しないです。位置の指定などは特にないので、収入印紙と領収書にまたがるように押していればOKです。

領収書に印紙を貼り付ける理由

領収書に印紙を貼り付けなければいけない理由は単純です。税金を納めたことの証明になるからです。売上や借入金などのビジネスに関するものには印紙税が発生するので、印紙を貼り付けなくてはいけないです。領収書に印紙を貼り付けなくても良い例も紹介します。

まずはクレジットカードを使った金銭の取引です。直接の金銭取引がないので、5万円以上であっても収入印紙は不要です。現金よりもスムーズですし、高額な買い物の時はクレジットカードの便利なことが多いです。5万円をこえるような高額な商品を扱っているお店の場合は、クレジットカード対応にした方が余計な仕事を減らすことができます。

世界的にはキャッシュレスが進んでいますが、日本はまだまだ遅れています。領収書に印紙を貼り付けるのは面倒な作業なので、キャッシュレス化に賛成している人も多いです。若いビジネスマンは適応することができますが、時代に取り残された世代はキャッシュレス化には対応できない可能性もあります。世代間格差によって実現できないこともたくさんあるのが現状です。

収入印紙との違い

領収書印紙は領収書に貼る印紙で、収入印紙と同じ意味です。ものやサービスを提供する時、税抜きで5万円を超えるときは領収書印紙を貼ります。収入印紙と領収書印紙は同じものと考えても特に問題ないです。細かく指摘してくる人は神経質な人なので、相手にしなくても良いでしょう。

印紙代を節約したい場合はクレジットカードでの取引、電子マネーでの支払いがおすすめです。クレジットカードはほとんどのお店で使用することができますが、電子マネーはまだまだ使えないお店が多いです。

特に個人で営んでいるお店などは使えないことが多いので、今後はさらなる普及に向けて国が動いて欲しいです。収入印紙というシステムは近いうちになくなる可能性が高いので、今後はもっと便利な時代に突入するはずです。

領収書印紙まとめ

今まで意外と知らない領収書印紙について説明してきました。そこには意外と知らない細かいルールもあり、ビジネスマンにとっても勉強になる内容もあったはずです。社会人になると学生時代は聞くことがなかったビジネス用語を毎日耳にするようになります。

はじめのうちは不慣れでも、少しずつルールや流れが分かってくるので焦る必要はないです。最初から全てを完璧にできる人は存在しないです。ビジネスの現場では昔からある独特なルールなどもあるので、疑問を持つことも多いです。若い世代は無駄なものをなくして、効率の悪いものを変えていくことも重要です。

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