正しいCopyright(コピーライト)の書き方とは?®マーク意味も徹底解説

最終更新日 : 2022-12-16 Box

コピーライト(Copyright)とは

コピーライト(Copyright)とは美術や学術、音楽・映像などあらゆる著作物の著作権のことを指します。

著作権は作者の感情や思想が表現された創作物に対しての知的財産権の一種であり、それらの著作物の権利を作者は主張することが可能です。
またコピーライトは、著作権表示に加えて発行年も表示することができます。

コピーライトの意味は?

(1) 著作権

コピーライトは著作権と言い替えることができ、知的財産権に含まれます。

主張したことにより著作権者が得られるのはその著作物を活用して富・名声など利益を得られる財産的権利、作品の内容と作者を紐づけることで作者の人間性をより正確に表現する人格的権利の2つです。

知的財産権には他にも、保護対象や権利の強さの違いから特許権や商標権といった産業財産権もあります。
ただ産業財産権はその独占性の強さから審査が必要であり、日本を含む多くの国では登録しなくても創作した時点で発生する著作権よりも取得は困難です。

(2) 必ず表記する必要はない

日本国内においてはあらゆる著作物を創作した時点で、著作権が発生します。

権利を得るための手続きは一切必要がないため、著作権を主張するコピーライトを必ず表示しなければならないという訳ではありません。

しかし多くの企業のホームページを見るとコピーライトを記載していますが、これは記事や写真などコンテンツの無断使用を避けるために書かれています。
いわば自社コンテンツが悪用・無断転載されないための、牽制にあたるという訳です。

コピーライトの書き方

一般的に使用される書き方としては「Copyright」を冒頭に、「年号」を経て「会社名もしくは個人名」へと続きます。

冒頭に付けたCopyrightは、著作権を表す「©」マークでも構いません。サイトや著作物によってはこの2つが一緒に並んでいることもありますが、正確にはこのどちらかを使用していれば良いです。

年号に関しては西暦で書き、発行した年と更新した年を記載します。

更新年の方は省略しても構いませんが、発行年は必ず書く必要があります。例として書くのであればCopyright(コピーライト)、2013-(発行年)ompany(英語で社名)といった形が好ましいです。

©マークの入力方法

「©」は特殊文字になりますが、下記のような方法で入力・表示させることができます。

  • 「マルシー」と入力して変換する
  • 「こぴーらいと」と入力して変換する
  • 「CTRL」ボタンと「ALT」ボタンを押して「C」ボタンを押す
  • HTMLの場合は特殊文字「©」と入力する

コピーライトを表記するメリット

(1) 著作権を明確に伝えられる

先述の企業のホームページの例のように、コピーライトを表示することで著作権を有していることを明確に伝えることができます。

Copyrightに続く文字列を見せることで、威圧感があり著作物に対して管理が行き届いているサイト・著作者であることを印象づけられるからです。

コンテンツの無断使用は違法行為ですが、インターネット上ではまだまだ取り締まりきれていません。
目を光らせていることを主張するために、サイト内の記事・写真の無断使用を禁じる旨の一文を添えるのも良い方法です。

(2) 発行年を伝えられる

コピーライトで著作権が自身にあることを主張する際に、名前の他にもう1つ必要となるのが発行年です。

日本では創作物を発表した時点で著作権が発生するため、一方で自分がいつ創作物を発表して著作権を得たかという時系列は非常に大切になります。

欲を言えば更新年も記載したいところですが、最低でも起源がいつであることを主張する発行年は必ず掲載するようにしましょう。
よく更新年のみを記載しているサイトを見かけますが、年号を1つだけにするのであれば発行年を記載するのが正しい書き方です。

(3) 無断転載を防止できる

正しく表示することで、写真や記事などサイトのコンテンツの無断転載を防止することができます。

著作権が認められた創作物を無断で転載したり利用すると、著作権侵害として民事および刑事上の罰則が科せられます。

コピーライトを記載していれば、猛犬注意などと同じように抑止力になるということです。
ただコピーライトの表示をしていなくても創作をした時点で著作権は発生しており、わざわざ表記しなくても権利は付随しているため安心してください。

サイトをリニューアルした時の年号の表記は?

サイトを一新した際に悩むのが、コピーライトの年号の表記です。

この場合、リニューアルした時点の年を入力すれば良いでしょう。
ただしサイトの名前やドメインを変更していない場合や、権利の主張に関して心配なのであれば発行年はそのままにして、更新年の方だけを刷新すると良いです。
以後の更新が面倒な場合は、PHPやJavaを用いて自動化すると手間が省けます。

コピーライトについてのまとめ

大手サイトに必ずと言っていいほど表記されているため必要なものと思われがちですが、コピーライトの表記は無くても大丈夫です。

ただし表記があることにより抑止力になること、著作物の管理をしっかりしている印象を与えることから表記した方が無難とも言えます。
表記はコピーライトの後に発行年、さらに英語表記による会社名の3つで十分です。

このポイントをしっかり抑えておきましょう。

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