ビジネスで成功するために大切なKPIとは?

最終更新日 : 2019-12-20 Box

ビジネス用語ではいろいろな略語が使われます。会議などでいきなり耳にしてもなんだかわからず、話の内容がわからなくなることもあります。
中でもよく耳にするのがKPIです。

今期の設定はどうするとか、達成具合はどうかとか話しているところから、何かの数値のように思えます。実際のところ何を意味していて、何に使われるのでしょうか。

KPIとは

KPIとは、Key Performance indicatorの略語です。もとの英語を聞いても、いまいちイメージが湧かないかもしれません。
日本語にすると重要なパフォーマンスの指標となります。

仕事はいろいろなプロセスがつながって、成果を上げることができます。それぞれのプロセスが適切に機能していることが、良い結果を得るためには重要です。問題が発生していないことを指標としてしまっては、適正ではあっても、成功に貢献できているかはわかりません。

だからこそ、それぞれのプロセスが期待どおりに機能していることを確認する必要があります。

その指標として使われるのがKPIになります。定期的に確認することでプロセスの状態を把握し、問題がある場合には是正することで、期待どおりになるように修正することができます。

KPIの例

指標というぐらいなので、数値化など達成具合がわかるものでなければいけません。目標と言えば、売上の達成などをイメージするかもしれませんが、設定単位がプロセスなので、もっと実務的なものになります。

例えば、資材調達では調達期間2週間以内を8割達成や調達費用の5%削減などがあります。営業でも、月間案件数50件以上達成や長期案件数0などを設定し、売上の達成に必要な行動を設定する場合があります。

KPIを設定することのメリット

そもそもみんなが一生懸命仕事をすれば、KPIなんて必要ないのではと思う人もいますが、それでは最終的な結果は運まかせになってしまいます。

つまりサボっている人がいないとしても、それが必要なパフォーマンスを発揮しているとは限りません。
つまり目指すべきゴールに対して必要なKPIを設定するすることが重要で、その管理によって達成の確率を上げることができます。

KPIとKGIの違いは?

同じような言葉にKGIと言うものがあります。同じように指標となるものと言えますが、その目的は一緒ではありません。
簡単に言うとすべてのKPIを達成したときに得られるものがKGIになります。

企業であれば、かならず設定しているはずですが、このような呼び方をしているところは少数です。

KGIとは

KGIはKey Goal indicatorの略語で、企業が目指す結果を示しています。例えば、店舗数100件達成や純利益5%アップなどがあります。
つまり最終的なゴールを設定するための指標になります。株主に対して企業の方向性を示すためにも使われます。

KPIとKGIの関連性

最終的なゴールを設定したKGIを達成するためには、関係するプロセスが期待どおりのパフォーマンスを発揮できなければいけません。
そのパフォーマンスの状態を確認するために使われるのが、KPIです。つまりKGIを達成する手段を評価するために必要なものがKPIと言うことになります。

企業は目標を達成し続けなければ衰退の一途たどることになります。存続するためには、常に新しいゴールを掲げて挑戦しなければいけません。

ひと昔前では、全社的に頑張ることで問題はなかっかもしれませんが、それは今では無責任と思われてしまいます。

達成までの方法を明確にして、必要な条件を設定することで成功を確実なものにしなければいけません。そのためにKPIの設定はとても重要です。

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