メルマガの基礎知識とオススメなメルマガ配信システムまとめ

最終更新日 : 2020-01-29 Box

多くの企業やショップは、メルマガを利用して顧客に情報を配信しています。メルマガは顧客とコミュニケーションが手軽にとれるツールですが、配信することでどんな効果があるか、良くわからないという人も多いのではないでしょうか。

ここではメルマガについて詳しく説明していきますので、導入を検討する際の参考にしてください。

メルマガとは?

メルマガ(メールマガジン)は複数の読者に対し、一斉にメールを配信する機能のことです。メルマガを配信する側は、専用の配信システムを利用して、メルマガの購読を希望している読者や顧客にメールを配信します。

メルマガのメリットは?

メルマガには、伝えたい情報を好きな時に伝えられる、1度の操作で大勢の人に情報を配信できるという特徴があります。インターネットがつながっている環境で、メルマガ配信システムさえあれば、利用可能になり、特定の読者に向けていつでも配信することができます。

こうした自由度の高さと手軽さから、企業から個人まで多くの人が利用しています。

(1)コストが抑えられる

メルマガの配信にかかる費用は、メルマガ配信スタンドの利用料金以外ほとんどかかりません。ダイレクトメールはメルマガが普及する以前によく利用されていた情報伝達方法ですが、この場合はがき代や切手代、郵送代などがかかります。

はがきを使ったダイレクトメールの場合、1通あたり数十円、1,000通郵送すると数万円になります。メルマガは配信システムにもよりますが、1,000人の読者に配信する場合は数千円程度で済みます。

コスト同様配信するまでの手間も省くことができますので、経費を抑え、効率よく配信することができます。

(2)即効性がある

マーケティングはプッシュ型とプル型に大きく分けられます。プル型はユーザーの行動に対して対応するマーケティング方法で、サイト記事など、ユーザー側からアプローチしてきた時に必要な情報を提供する場合は、プル型になります。

プッシュ型は企業が特定のユーザーに対してアプローチするマーケティング方法で、メルマガはこのプッシュ型に当てはまります。プッシュ型の特徴は、新商品紹介など企業が望むタイミングで情報を伝えることができるという点です。

コストはかかるけれど即効性があるというのがプッシュ型マーケティングですが、メルマガはコストをおさえてできる点がメリットになります。

メルマガ形式

メルマガには大きく分けてテキスト形式とHTML形式の2種類のタイプがあります。

どちらが良いかは読者の反応や配信する側の意図にもよりますが、手早く情報を伝えたいならテキスト形式、視覚効果を取り入れた訴求効果を期待するならHTML形式が向いています。

(1)テキスト形式

テキスト形式は、通常のメールのように、文章を書いて作成します。メルマガが誕生した時はテキスト形式が主流でした。企業が顧客に対して情報伝達をする時に使用されるほか、メッセージのやりとりにも便利です。

テキスト形式では文章以外にも段落分けや飾り文字が使え、読み安さを工夫することができます。

(2)HTML形式

HTML形式は文章に加え、画像やバナーを取り入れたデザインの編集、色付けが可能です。商品の写真や動画を挿入することで、商品の特徴を伝えやすく、文字だけよりも訴求力を高めることができるという特徴があります。

メルマガ開封率の計測が可能という点は、マーケティングにとって有利になります。HTMLを使用しますので、専用の知識が必要になることと、テキスト形式と比べると作成まで時間がかかるなど使用しづらい面もあります。

おすすめのメルマガ無料配信システム

メルマガ配信システムには無料で配信できるものと、有料のものがあります。どちらも購読者を集めてメルマガを配信することができますが、無料の場合登録できる購読者数や、メールの配信件数に制限がかけられます。

メールの内容とは関係のない広告が入ることもあります。メール購読者を管理する機能やステップメール配信機能など有料配信システムにある機能がない場合も多く、個人でメールのやり取りをしたい、広告はあまり気にしないという人に向いています。

無料と有料を組み合わせたり、無料から有料に移行できる配信システムもありますので、初めてメルマガを発行するという人にとっても使いやすいでしょう。

(1)オレンジメール

オレンジメールには有料と無料があり、無料の場合メール100件まで6ヶ月間無料で利用可能です。その間有料プランと同じ機能がすべて利用できますので、コストを抑えながらメルマガに慣れていくことができます。

メルマガが購読者のメールボックスに届く到達率も良く、専用スタッフによるサポート体制も整っています。

(2)まぐまぐ

株式会社まぐまぐが運営している、老舗メルマガ無料配信システムです。有料と無料の2種類がありますが、無料でも比較的使いやすく、読者数十万人以上を抱える著名メルマガも多くあります。長年運営されているという安心感もありますし、選んで損はないでしょう。

(3)MailChimp(メール・チンプ)

メール機能が充実していると評判の、海外メルマガ配信システムです。HTML形式の作成で、無料でありながら仕上がりはかなりデザイン性の高いものになります。媒体別にどう見えるかプレビューもチェックできるので、使いやすい麺があるのも特徴です。

サイトは英語なのでそれがネックになる人もいるかもしれませんが、コストを抑えながらおしゃれなメールを作成したい人向きです。無料で使用する場合はメルマガ登録者2,000人以下、月に配信できるメルマガは12,000件と制限があります。

(4)acmailer(エーシーメーラー)

無料版(acmailerCGI)は配信数無制限、携帯から配信可能など、メルマガ配信機能が充実しています。サーバー設置型なので、事前にサーバーを持っていることが前提となりますが、エーシーメーラーが持つほとんどの機能が使え、HTMLテキストにも対応しています。

(5)melma!(メルマ)

古くからあるメルマガ無料配信システムで、メルマガの配信から代理登録(メルマガ配信側が、了解を得て購読者のメールアドレスを登録すること)まで無料で行えます。操作がわかりやすく、メルマガ発行に慣れていなくても使いやすいと評判です。

おすすめのメルマガ有料配信システム

メルマガ有料配信システムは、初期費用や月額使用料がかかりますが、無料よりも使用できる機能が増え、メルマガの配信や購読者リストの管理が楽にできる傾向があります。定期的にメルマガを配信したり、特定の商品を販売するためのステップメールを送ることもできますので、マーケティングツールとしても活躍します。

(1)配配メール

中小企業のメール配信業務をサポート、トータルの導入実績6,000社以上を誇る、メルマガ配信システムです。

月額料金は10,000円からと他の配信システムよりも割高ですが、顧客リストの管理機能が充実、メルマガ登録・解約処理からリストの整理まで、ほぼ自動で行ってくれます。HTML形式のメールの作成も簡単で、使いやすいと評判です。

(2)blastmail(ブラストメール)

導入企業実績10,000社以上を誇る、人気のメルマガ配信システムです。月額料金が安く、機能が充実している点がブラストメールの特徴で、操作画面は初心者でもわかりやすいようシンプルに構成されています。

HTMLテキストの作成からデコメール作成機能を利用した携帯メール配信まで利用度は高く、さまざまなメール配信に向いています。開封率やクリック率の測定も可能です。

(3)メールスマート

メールの一括配信に特徴を持つメルマガ配信スタンドです。一斉配信の他一部ユーザーを対象にした配信や、個人メールのやりとりも可能と、複数の配信方法(CC・BCC送信やテキスト添付など)ができ、自由度が高くなっています。顧客を管理するボードを複数作成など、管理しやすいように工夫されています。

(4)楽メール

CGIタイプの配信システムで、サーバーに設置して利用します。楽メールの特徴は、買取タイプという点で、一度購入すると月額料金が発生しません。配信数や登録者数は配信無制限、ステップメール機能やクリック率測定などマーケティングツールとしての機能も備えています。

(5)メール商人

運営歴が長く、老舗の配信スタンドに数えられているメール商人は、さまざまなメール配信機能を持っている点に特徴があります。通常の単発配信に加え、ステップメールや予約配信、入力フォームの作成など、マーケティングツールとしての利便性が高いと評判です。

月額の利用料金は3,800円から、お試し期間は30日間ありますので、使い勝手を試してみたい人に向いています。

まとめ

メルマガはコストを掛けずに読者とコミュニケーションが取れる、優秀なツールです。メルマガを持っていると、情報を伝えたり、商品を紹介したりと、さまざまなマーケティング活動が展開できます。

メルマガ配信システムは無料・有料それぞれ特徴がありますので、使用目的や使いやすさなどを考慮して選ぶことがポイントです。メルマガを使いこなせると、これまでできなかったことも簡単にできる可能性が出てきますので、この機会に配信を検討してみてはいかがでしょうか。

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