バイラルマーケティングとは?インフルエンサーとは違うマーケ手法を解説!

最終更新日 : 2020-02-25 Box

現代では様々なマーケティング手法が開発されていますが、最近注目を浴びているのが、バイラルマーケティングです。インターネットが発達した今だからこそできるマーケティングですが、こちらではその手法と注意点、活用方法について説明します。

バイラルマーケティングとは?

バイラルマーケティングのバイラルとは、日本語で言うウイルスの派生語です。ですので、日本語で簡単に言い換えると、「ウイルスのように広まる」マーケティングということになります。

それで、このマーケティング手法にはウイルスとなるような「バイラルコンテンツ」が必須です。急速に広がるこのようなコンテンツを使い、SNS等によってさらに拡散されることにより、大きなマーケットを獲得できます。このバイラルコンテンツですが、戦略的に作られたものもありますが、偶然の所産で広がることも多々あります。

ラッキーなこともあるマーケティングですが、不確実に頼るとしても再度成功することは難しいため、練り上げられたバイラルストラテジーが必要になります。

インフルエンサーとの違い

マーケティング手法としてすでに一定の効果を上げたインフルエンサーマーケティングですが、バイラルマーケティングとは明らかな違いがあります。

インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーと呼ばれる人物に自社の商品やサービスを利用してもらい、企業の紹介なども盛り込んでもらうことで、自社コンテンツに注目してもらう手法ですが、ターゲットとしている客層に影響力が強いインフルエンサーを登用することで、商品の魅力を高めてもらう方法です。

インフルエンサーマーケティングの主体がインフルエンサーなのに対して、バイラルマーケティングの主体はコンテンツです。動画などで作成されることが多く、注目を集めるものとするためには、市場調査や動画の作り込みなど丁寧な準備が必要です。

バイラルマーケティングの手法

ここで、バイラルマーケティングを実施するための簡単な手順とポイントをご紹介します。まず、企業がターゲットとしたい広告の受け手となる市場で人気がでる見込みがあるコンテンツを作成します。

コンテンツとして採用されるのは主に動画で、作成された動画を企業側が配信し、SNSなどで拡散するのを待つという形になります。人気が出る見込みを元に作成するため、今時点での流行だけでなく、どのようなコンテンツが受け入れられやすいのか、どんなコンテンツが必要とされているのかなど、今後につながる傾向をつかむことが大切です。

そのためには、細かい点に至るまで市場調査などが必要とされ、コンテンツを生み出すまでには多大な時間や手間がかかります。さらには、コンテンツを流す主体となる自社サイトやSNSへのアクセス数を増やしておかないと、いくら良いコンテンツを流したところで、効果は限定的なため、自社サイトやSNSの魅力度を上げておくことも大切になってきます。

バイラルマーケティングの注意点

最近注目のバイラルマーケティングですが、注意すべき点もあります。バイラルマーケティングの手法では、特定の人物に依存することなく、人から人への情報拡散に頼る部分が多くなります。

情報拡散に用いられるのもSNSが中心で、不特定多数の人に短時間で、自社の商品やサービスの情報拡散がされる場合もあるため、企業が使いたくなる気持ちも理解できます。

ですが、従来の広告のように、広告の量と効果がイコールでない場合も多いため、準備にかけた時間やコストに見合わないことも見受けられます。さらにバイラルマーケティングでは効果を上げるために、紹介してくれたユーザーに報酬を支払うケースがあります。

ユーザーによっては報酬付のコンテンツに悪感情を抱く場合もあるため、運用方法を慎重にする必要があります。

バイラルマーケティングのポイント

バイラルマーケティングは自社サービスの把握と、情報拡散されやすい仕組みを設けることで有用な広告手法となります。では、具体的にどんなことができるのでしょうか。特に、インセンティブの付与とSNSボタンの設置についてを考えます。

インセンティブの付与

バイラルマーケティングは、自社商品やサービスが情報拡散されて初めて、効果が発揮されてきます。情報拡散させるに効果的な方法の一つに、誰かに紹介することによってクーポンやポイントなど報酬となるインセンティブを付与する仕組みがあります。

作成までにはさほど時間はかかりませんし、すでに飲食店などのキャンペーンで成功した事例も多くあります。

ですが、クーポンはユーザーにとって魅力的な内容のものでないと効果を発揮しづらいですし、途中でクーポン配布を中止したり変更すると企業姿勢も問われる事態になりかねませんので、注意が必要です。

さらには、インセンティブが支払われるコンテンツにはあまり良い印象がもたれない場合もありますので、導入には慎重になったほうが良いでしょう。

SNSボタンの設置

バイラルマーケティングでは情報拡散が大切な要素となりますから、ユーザーに手軽に情報拡散に参加できるSNSボタンを設置することを忘れてはなりません。拡散してほしいコンテンツの最後にSNSボタンを設置すると効果的です。

まとめ

バイラルマーケティングは、ウイルスのように広がるマーケティングと言う意味があり、ターゲットとなる顧客に影響力があるインフルエンサーを使うわけではないので、拡散されやすい仕組みを持つコンテンツの提供が欠かせません。

そのためには、地道で緻密な市場調査や自社のサイトやSNSへの認知度を上げていくことも、コンテンツの作成と同時に行っていく必要があります。情報拡散に効果的とされるのはインセンティブの付与とSNSボタンの設置です。

ユーザーが紹介したくなるコンテンツであることと、ユーザーが受け入れやすいインセンティブの仕組みを作ることが成功の秘訣と言えるでしょう。

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