サイトを上位にするためのSEOツールの選び方とおすすめSEOツール10選

最終更新日 : 2020-07-14 Box

インターネット上に存在するWebサイトの数は年々増加しており、現在は10億以上のサイトが存在するとされています。そのため、自サイトへの集客をアップさせるためには、SEO対策を行って検索結果での上位表示につなげる必要がありますが、効率的なSEO対策を実施するにはSEOツールを有効活用することが重要です。

しかし、昨今は様々なSEOツールが存在するため、どれを使ったら良いのか迷ってしまう方も多いかと思います。加えて、SEOツールと言っても無料のものと有料のものがありますが、有料のツールを使用するメリット・デメリットを知りたいという方も少なくないでしょう。

そこで、ここでは有料のSEOを使うメリット・デメリットやツールの選び方について解説したのちに、おすすめできる有料のSEOツールを紹介していきます。

SEOとは?

SEOツールについて解説する前に、そもそもSEO対策について確認しておきましょう。

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンの検索結果で上位表示されることを狙う様々な施策のことを指します。Webサイトへの流入経路には様々なものがありますが、その大部分を占めるのがオーガニック検索からの流入です。

オーガニック検索とは、検索結果に表示されるリストの中で広告枠を除いた部分のことを指しますが、オーガニック検索からの流入はコンバージョンにつながりやすいとされているため、検索結果で上位表示されることは非常に重要です。

また、SEO対策は大きく外部対策と内部対策に分けられますが、具体的な施策は多岐にわたるため、SEOツールを駆使して効率的に施策を行っていく必要があります。

SEOツールのメリット、デメリット

検索結果で上位表示されるためには、自サイトの分析はもちろん競合サイトの分析も重要となりますが、SEOツールを有効活用すれば効率的な分析が可能です。SEOツールには無料のものと有料のものがありますが、有料ツールを使用するメリットとしては、無料ツールよりも詳細なデータを取得できることが挙げられます。

Webサイトを立ち上げたばかりであれば、無料ツールでも取得できるデータでも十分かもしれません。

しかし、競合サイトに打ち勝って収益拡大を図るためには、有料ツールを導入して詳細なデータを基にSEO対策を行うことが重要です。

一方で、有料ツールである以上は費用がかかるのがデメリットで、ツールを使いこなせなければ費用の無駄となってしまう恐れがあります。

SEOツールの選び方

有料のSEOツールを導入する場合、価格と機能がツール選定の重要ポイントとなりますが、まず念頭に置いておく必要があるのは、必ずしも高価格なツールが優れているとは限らないということです。

基本的に、高価格なツールの方が多くの機能が搭載されていますが、多機能であるほど不必要な機能も多くなる恐れがあります。場合によっては無料のツールでも十分なこともあるため、まずはどのような機能が備わったツールが必要なのかを明確にした上で、予算に応じたツールを選ぶことが重要です。

また、いくら優れたツールであっても使いこなせなければ意味がありません。したがって、価格や機能だけでなく利用者の使い勝手も重要な選定ポイントとなるでしょう。

おすすめのSEOツール

ここからは、数ある有料SEOツールの中でもおすすめできる10個のツールを紹介していくので、有料SEOツール導入の参考にしていただければ幸いです。また、今回紹介するツールは無料で試せるトライアル期間が設けられているものも多いため、気になるものがあれば試しに使ってみてください。

SEARCH WRITE

「SEARCH WRITE」は、課題抽出や分析、施策立案、効果測定といったSEO対策におけるワークフローに沿った機能が搭載されているSEOツールです。直感的な操作を可能にするシンプルなインターフェースが特徴のツールとなっており、厳選された機能のみが搭載されているため、誰でも簡単に効果的なSEO対策が実施できます。

価格は月額50,000円から利用できますが、複数ユーザーで利用しても料金が変わらないフリーライセンス制となっています。加えて、タスク管理機能も搭載されているためチームでの利用にも最適なツールです。

経験豊富なSEOコンサルタントチームによるサポートも受けられるため、SEO対策に詳しくない方でも使いやすいツールと言えるでしょう。

キーワードファインダー

「キーワードファインダー」は、SEO対策において非常に重要となるキーワード選定を支援してくれるSEOツールです。SEO対策に有効なキーワードやコンバージョンが期待できるキーワード、競争状態にあるキーワードなどを自動取得してくれるだけでなく、管理キーワードに設定することで検索順位を毎日取得してくれます。また、コンテンツ作成に役立つキーワードマップの生成機能も搭載しています。

価格については、スタンダード・プロフェッショナル・エンタープライズの3つの料金プランがありますが、最も人気のスタンダードプランの価格は月額50,000円です。なお、一部機能制限はありますが、7日間のデモ体験期間が設けられているため、気になった方はデモ体験に申し込んでみても良いでしょう。

DemandMetrics

「DemandMetrics」は、SEO対策に必要となるあらゆるデータを取得し、可視化するためのSEOツールです。検索結果における順位変動をすばやく把握できる順位計測だけでなく、キーワード選定を効率化できる機能や被リンク・コンテンツの分析機能、収集したデータを1つのレポートとして生成するレポーティング機能、自サイトの内部施策をチェックできるSEO診断機能なども搭載されています。

DemandMetricsの料金プランは、プロフェッショナル・プレミアム・エンタープライズの3つありますが、価格は個別見積りとなっています。ちなみに14日間のトライアル期間も設けられているため、興味のある方は公式サイトから問い合わせてみましょう。

SEOマスター

「SEOマスター」は、客観的なGoogleアルゴリズム分析指標を基にしたアドバイスをしてくれるSEOツールです。SEO対策を施したいサイトのURLとキーワードを入力するだけで、1ページあたり100項目以上の内部要因をリアルタイムに診断し、実施すべきSEO対策についての具体的なアドバイスがもらえるため、アドバイスに従うだけで高度なSEO対策ができます。

加えて、Gooegleの検索アルゴリズムは常にアップデートを繰り返していますが、SEOマスターでは常に最新のアルゴリズムへの対応を行っているため、安定した成果につなげるが可能です。

SEOマスターの価格は月額35,000円となりますが、1シリアルナンバーでPC2台までインストールできる仕様となっています。

キーワードマップ

「キーワードマップ」は、世界最大量の日本語データを基にした高精度な分析が可能なSEOツールで、競合サイトの分析やユーザーニーズ調査、リスティング広告調査などSEO対策に必要な50以上の機能が搭載されています。

抽出した各種データは、そのままレポートとして利用できるので調査分析の時間を短縮できます。加えて、調査分析対象とするサイト数に制限がないため、自サイト競合サイト問わず何サイトでも調査分析できるのもキーワードマップの特徴です。

なお、キーワードマップの価格は月額定額制となっており、1週間の無料トライアル期間も設けられています。ただし、具体的な価格は一般に公開されていないため、詳細な価格を知るには問い合わせが必要です。

キーワードウォッチャー

「キーワードウォッチャー」は、キーワードの検索回数や人気の複合ワードがいつどれだけ検索されたのかを調査できるSEOツールです。無料・ライト・ゴールドの3つのプランが提供されていますが、ゴールドプランを選択すると関心ワードという機能が利用できます。

関心ワードは、サイトに計測タグを設置することで、サイトを訪問するユーザーがどのようなキーワードに興味や関心があるのかを調査できる機能で、コンテンツ作成におけるキーワード選定や、ユーザーが自サイトと比較している競合他社の把握に活かせます。

加えて、ゴールドプランでは過去13ヶ月にわたって検索できるため、各シーズンごとの検索動向の調査に利用することも可能です。

価格に関しては、ライトプランが月額2,000円、ゴールドプランが月額20,000円となっています。

BULL

「BULL」は、検索結果における順位を自動チェックできるSEOツールで、Google・yahoo!・Bingの3つの検索エンジンそれぞれの順位の推移が把握できます。また、BULLでは順位変動幅という独自の値を見ることで、サイトの順位変動が起こったのがGoogleの検索アルゴリズムの変更によるものなのかを判断できるという特徴があります。

加えて、BULLにはメモ機能も備わっているので、どのようなSEO対策を行ったのかを記録することも可能です。

BULLには、登録できるキーワード・URLの数が30・50・100・200・500の5つのプランがあり、いずれのプランも契約期間は1年間となります。ちなみに最も安いBULL30というプランは、月額1,150円(年額13,800円)で利用できます。

Gyro-n SEO

「Gyro-n SEO」は、検索順位チェックや競合サイトとの順位比較、ページ・テキスト・パフォーマンスの分析などSEO対策に必要な機能が備わったツールです。Gyro-n SEOを利用すれば他のツールを使用する必要がないため、ツールを使い分ける手間を省くことで、効率的なSEO対策につなげることが可能となります。

なお、Gyro-n SEOにはスターター・ライト・スタンダード・プレミアムの4つのプランがあり、管理できるキーワード・サイト・競合サイトの数が異なります。キーワード・サイト・競合サイトを増やしたい場合は、プランを変更する以外にオプションでの追加購入も可能です。ちなみに、スターターに関しては3ヶ月は無料で利用できます。

Paddle SEO

「Paddle SEO」は、Google BigQuery・BIツールTableau・Google Search Consoleと連携することで、流入キーワードやランディングページなどからSEOにおける改善施策を導き出すツールです。

Paddle SEOでは、もう少しで上位表示できるキーワードを検索ボリュームが大きい順に把握できたり、専用ダッシュボードによる定点モニタリングによりSEOのPDCAをサポートしてくれたりします。また、契約した時点から蓄積されたデータを基にした長期間にわたる分析が可能なのもPaddle SEOの特徴です。

なお、Paddle SEOの料金体系は初期費用が98,000円、月額費用が98,000円からとなっています。

LinkS@T

「LtinkS@T」は、Webサイト内に設置されたリンクの状態を自動解析してくれるSEOツールです。Webサイトを運営していると、リンク先ページの削除や移転によってリンク切れの状態となることがありますが、リンク切れの状態を放置するのは自サイトのイメージ低下につながる恐れがあります。

しかし、LinkS@Tは定期的にサイト内のリンクの状態を解析し、その結果をメールで通知してくれるので、リンク先ページの削除や移転にすばやく対応できます。加えて、専用の管理画面では解析結果の詳細を確認することも可能です。

なお、LinkS@Tには、スポット契約と定期契約の2つのプランがあり、1回のみ解析できるスポット契約は6,800円、1年の契約期間中は何度も解析できる定期契約は月額5,000円で利用できます。

SEOツールまとめ

Webサイトの数が増加し続けている昨今、検索結果の上位化を図るためのSEO対策は欠かせないものとなっていますが、効率的なSEO対策を実施するにはSEOツールを駆使することが重要です。

SEOツールには無料のものと有料のものがありますが、有料のSEOツールは詳細なデータを取得できるため、高度なSEO対策につなげることが可能です。しかし、いくら優れたツールを導入しても使いこなせなければ意味がないため、有料のツールを導入するのであれば、価格や機能だけでなく利用者の使い勝手も重視して選定しましょう。

また、無料で利用できるトライアル期間が設けられている場合は積極的に利用して、機能面や利便性のチェックを行うことも大切です。

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