社内SNSのおすすめサービス12選!メリット・デメリットから選ぶポイントまで解説!
最近は社内SNSを使う企業が増えてきています。社内SNSの導入を検討している企業も増えていますので、まず社内SNSを使う目的について解説していきます。
社内SNSを使う目的
企業が社内SNSを使う目的はいくつかあります。一つ目は社員同士のコミュニケーションの活性化です。
メールコミュニケーションではTO宛てに書かれていても、文面に自分の名前がない場合は読まないで済ませてしまう事も多いでしょう。
CCなどを使うと、最初からTOとは別のフォルダに入れられてしまってメールを送ったことさえ無視されてしまうことすらあります。
社内SNSであれば、まず文面がメールに比べて短い場合が多いので読むのに時間がかからず簡単で、そして気軽に返事をしたり読む事ができる特徴があります。
二つ目は、情報はとりあえず一通り周知しておきたいという場合に使いやすいという点です。完全に当事者ではなくても、知っておいた方が良い事はSNSで知らせる事で、一応目を通しておいてもらう事ができますので、共有しやすいです。
三つ目は、現在のようにリモートワークやホームオフィスなどが盛んにおこなわれるようになってくると、口頭でやり取りをすることが難しくなります。
とはいえ、メールだと読むタイミング次第では温度感が伝わりづらかったり、どうしても形式ばった言い方になってしまいがちで、少し距離を感じます。
そのちょうど中間ぐらいに位置できるのがSNSです。口頭とまではいきませんが、かなり近い鮮度で情報をやり取りすることが出来ます。スマートフォンやタブレットからもアクセスしやすく、会社以外のどんな場所からも書き込みを見たり返事をしたりすることが出来ますので、コミュニケーションが簡単にはかることができます。
社内SNSのメリット
次に、社内SNSのメリットについてご紹介します。
部署が違うとなかなかコミュニケーションがとりづらいという事はないでしょうか。部署ごとにフロアがわかれていたりすると、なかなか他部署まで出向くのは大変ですし、ちょっとした質問などはメールではしづらい時もあります。
そのようなときにちょうど良い距離感で会話ができるのが社内SNSです。異なる部署とのやり取りによって新しい情報を得たり、トラブルなどに対しても気づかなかった対応方法などがクリアになることもあります。
そしてその社内SNSのやり取りの大きなメリットは、何よりも時短になるという事です。
メールよりも短時間に気軽に書く事ができますし、返信も早くもらう事が出来る事が多いです。また、もちろん口頭で話に行く場合は、在席の時間などを狙わないといけないので、難しいケースも多いです。
社内SNSであれば相手の都合をあまり気にすることなく、好きな時に発信できますので、非常に効率的です。
もちろんグループ宛だけではなく、個人宛に送ることもできるので、あまりにも盛んにやり取りが行われているグループの社内SNSに投稿してもすぐに見られなくなってしまいそうなリスクがある場合は、伝えたい個人宛に直接メッセージを送る方が良いでしょう。
社内SNSのデメリット
良い事ばかりに感じる社内SNSですが、やはりデメリットもあります。SNSツールと呼ばれるものが世の中にあまりに多く存在するため、色々なツールを使いすぎていて管理が難しくなっている人がいます。特にスマートフォンなどにアプリを大量に入れている場合は、注意が必要です。
仕事の情報やノウハウを共有するために使っているSNSとプライベートの楽しみとして使っているSNSは必ず分けて管理したほうが良いです。
そして、どうしても社内SNSの場合は導入にもコストがかかる事も忘れてはいけません。社内で作る場合には、開発コストや人的コスト、またセキュリティーを強化する必要もありますので、導入だけではなくその後のメンテナンスや管理にもコストがかかります。外部のSNSツールを使う場合はこのメンテナンスや管理を行ってもらえますが、使うごとに費用がかかるものもあります。
また導入したからといってすぐに社員の皆がその使い方に慣れてうまく活用できるようになるわけではありませんので、使い方を教育したりマニュアルをつくったりといった作業が必要になります。
社内SNSの選ぶポイント
社内SNSの選ぶポイントについては、最初に導入するときのコストと、その後の使いながらかかる費用のランニングコスト、そして管理体制やセキュリティー強化の体制などがどうなっているかなどを特に注意して考える必要があります。
また完全にパッケージ商品なのか、それとも自社に合わせて調整をしてくれる商品なのかという違いもあります。
使える媒体もPCのみなのか、スマートフォンのアプリにも対応しているのか、iosやアンドロイド両方に対応しているのかについても確認しておいた方が良いでしょう。
おすすめの社内SNS
Talknote
Talknoteは社員一人一人の動向により業務意欲を確認することができるアクションリズム解析が行えます。
活発に活動している社員と、そうではない社員を判別することができるので、評価などの際にも活用することができますし、停滞している社員には積極的に声掛けを行い、コミュニケーションを図るように対策を打つこともできます。
また、タスク管理している業務で、予定通り進んでいない完了になっていない業務については自動的に通知がきますので、忘れる事がありません。
LINE WORKS
LINE WORKSはラインのビジネス版チャットです。LINEは今やほとんどの人が活用しているだろうメッセージアプリですが、LINEの使い方には慣れている人が多いので、それを踏襲しているLINE WORKSは最初から使い方に戸惑う人が少ないというのもメリットです。
他社と違う点は、LINEでも活用している人が多いスタンプがこのLINEのビジネス版であるLINE WORKSでも利用することが出来る点です。
ChatLuck
ChatLuckはセキュリティが充実しています。アクセス権限やネットワークポリシーの設定、端末認証等を利用することで、ビジネスでのチャット利用に対するリスクを軽減してくれます。セキュリティがしっかりしている事はもはや大前提ともいえますので、この点に特化してくれているのは安心して利用できるのでありがたいところです。
さらに社内の人のみならず、社外の人でもこのチャットラックの環境下に招く事ができますので、社内外とわず必要な人をアサインして活発なメッセージのやり取りをすることが可能です。
InCircle
InCircleの特徴は、政府も採用しているような高いセキュリティ技術を持っていて、スピード感のあるやり取りができる点です。
プロジェクト単位での運用もできるので、それぞれのプロジェクトで立ち上げて、必要な人材のみでのやり取りをすることができます。
プロジェクトメンバーはその会社の社員だけで構成されている場合は少なく、協力会社や外部のエンジニアなどを雇っているケースも多いですが、そのように社員ではない人が一緒に一つのプロジェクトに携わっている場合も安全にコミュニケーションをとることが出来ます。
Beat Shuffle
Beat Shuffleを運営しているBeat Communicationは、世界で初めて2004年に社内SNSパッケージ販売を開始したパイオニア的存在です。
グローバルな企業や上場企業などの大手企業から、中小企業まで様々な企業と取引の実績があります。インターフェースが簡単で、複雑な操作が必要ないので社員のITリテラシーを問わずすんなりと受け入れてもらえるツールです。
また、ロゴやサイトカラーも変更できるので、自社のロゴなどに変更するとプライベートのSNSとは分ける事ができてよいのではないでしょうか。
gamba
gambaは少し珍しいタイプの社内SNSで、日報に特化しています。日報機能が主な機能で、またKPIの管理なども可能です。紙で日報を書いていたりすると、管理が煩雑になり、さらに時間ばかりがかかってしまって無駄な作業です。
少しでも残業時間を減らすように動いている昨今の日本では真逆の行動になりますので、もっと効率よく簡単に日報が出せるようにする必要があります。
メールやエクセルでも管理も大変ですし、フォーマット等も使いづらい場合がありますが、gambaは日報に特化していますので非常に使いやすくわかりやすいものになっています。
THANKS GIFT
THANKS GIFTは感謝を伝え合う事で、社員のエンゲージメントを高めていく社内SNSです。
具体的には、サンクスカードという、ありがとうの気持ちを伝えるための仕組みがあります。
これによって、エンゲージメントが上がり社員の離職率も下がる効果が期待できます。感謝をきっかけとしたコミュニケーションは、楽しみながら能動的にすることができますし、社員だけではなくパートナースタッフやアルバイトも含めて感謝の気持ちを伝え合う事で承認賞賛の文化を社内に根付かせる事が出来ます。
日頃面と向かってはありがとうと言いづらいこともあるかもしれませんが、このようなツールをきっかけに気軽に感謝の気持ちを伝え合えるような社内風土を目指す事ができて、社員一人一人の感情に寄り添った形の社内SNSツールです。
houren.so
houren.soはいわゆるホウレンソウを社内ツール化したもので、報告と連絡、および相談を社内ツールで行えるようにしたツールです。
日々の業務の中でも無駄に時間がとられがちな日報作成を効率化し、正確な情報が記録されることで、その正確な情報を社員が共有できるようにします。
自分ひとりの知識ではうまくいかないような事も、他社の書き込んだ記録を見る事でヒントがもらえて、営業や接客にもうまく活用することができるようになります。
direct
directは国産のビジネスチャットで、2000社以上が導入しています。
特許もとっているdirectの特徴は選択肢を好きに作成することができるアンケートやタスクの送信などがトーク画面から行える点です。
Happeo
Happeoのプラットフォームは個々人向けにデザインすることが出来ます。そのため使い勝手がよいインターフェースになり、必要な情報だけを手に入れる事ができるので、とてもわかりやすい社内SNSです。
プッシュ通知機能もあります。
TUNAG
TUNAGは、毎月発表されるような社内MVPを制度として取り入れているような会社も多くありますが、そのような自社だけの社内制度をプラットフォームで運用できるのが特徴です。
例えば、会社の周りの美味しいレストラン情報なども、新人にとってはうれしい情報ですが、そのような会社特有の情報なども地図形式で共有することができますし、社内報などの全員が一通り目を通さなければならない資料なども掲載することが出来ます。
会社の方針などは、何度となく説明する機会を設けていても、ふとした時に調べて理解できる状態にしておく必要があります。
また中途採用の社員や、社員ではないアルバイトの人などでも最初からきちんと共有しておく必要があります。そのような会社方針などを社内制度という形で共有しておくことで、会社と社員一人一人が同じ方向を向く事ができるようになります。
BEST TEAM
BEST TEAMでは、会社のビジョンや方向性を共有することが出来ます。ブログのような活用方法もおすすめです。
社員などが動画や写真をアップしたりそれについてコメントしたりする機能があるので、社員の人となりがわかりやすくコミュニケーションがとりやすい場所となります。
成果を上げた人を賞賛する機能としてあるのが本日の主役機能です。人に認められることで、社員のやる気やモチベーションアップにつながりますし、また賞賛されるように頑張る姿勢にもつながります。
エンゲージメントアンケートで社内のエンゲージメントを数値により見える化できます。
また表彰機能や動画投稿機能など、楽しみながら活用できるのが嬉しい社内SNSです。
社内SNSまとめ
いかがだったでしょうか。各社から様々なツールが出ていますので、自社の体制にピッタリのものを探す事が出来るかと思います。
社内SNSの活用は、作業の時間短縮や、情報共有の徹底等の業務面でのメリットだけではなく、社員同士の円滑なコミュニケーションの場所となったり、結果として業務でも意思の疎通が足りなかったことによる失敗や、相手の性質がわからない事から生まれる混乱などを防ぐ事も出来ます。
悩みを抱えた社員にとっては、同じような悩みを持っている社員を見つけやすかったり、成果が数値として現れないような職種の場合は人から賞賛されたり認められる事によって成果を実感することができるようになります。
それによって結果的には仕事に対するモチベーションが下がってしまったことによる離職等を食い止める効果もあります。
上司や同僚とのトラブルや職場環境というのは離職の大きな要素の一つです。このトラブルを未然に不正だり、そもそもそのようなトラブルが起きなくなうような職場環境を作る事はとても大切なことです。
経営側の視点から言えば、離職によって新しく人を採用するためにはコストも非常にかさみます。離職が少なくなることで、新規採用や教育にかかるコストを抑える事ができれば、社内SNSを導入することのコストを上回るパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか。
ただ、導入することは簡単でも、それを会社内で文化という形で根付かせて、積極的に社員が使うようなものにするには少し努力が必要なものでもあるので、ただ導入するだけではなく、きちんと教育や意識改革をして、気軽に社内SNSを使えるような企業風土づくりを目指してみる事をお勧めします。