マーケティングオートメーションの初心者から上級者までスキルアップにつながるおすすめMA本10冊

最終更新日 : 2021-03-22 Box

マーケティングオートメーションを自社に導入しようと考えているのであれば、まずは正しい知識を身につける必要があります。

理解がないまま取り入れようとしても、失敗に終わってしまう可能性が高いので要注意です。

現在、マーケティングオートメーションを学ぶことができる本はたくさん出版されており、分かりやすく便利な本も多いと言えます。

その中でも特におすすめなものを紹介するので、紹介した本を参考にマーケティングオートメーションに対する理解を深めるようにしてください。

マーケティングオートメーション(MA)とは

そもそも、マーケティングオートメーション(MA)は、マーケティング活動の自動化を目的としているソフトウェアのことを指しています。

一連の作業やデータ管理を別々のシステムで実施することは大変であり、マーケティングオートメーションの力によってこれをスムーズに行うことが可能です。

たとえば、マーケティング活動の一例として、見込み顧客1人1人のニーズに合うメールを送る、ウェブサイトを更新する、SNSを投稿する、ROIを測定する、経営層に提出するためのレポート作成やデータ計測を行うなどをあげることができますが、マーケティングオートメーションで一連の作業を行うことが便利だと言えます。簡単に説明すると、企業のマーケティング部門におけるインフラ的な存在です。

マーケティングオートメーション本の選ぶポイント

マーケティングオートメーションについて記載された本であれば何でも良いわけではありません。

選び方のポイントを紹介するので、自分や自社に合ったものを選べるようにしておくことが大事です。

1.自分の現在の習熟度にあったものを選ぶ

自分の現在の習熟度に応じた書籍を選ぶことはとても大切です。

これから勉強を始めるのか、更にスキルをアップさせるためなのか、習熟度で選ぶべき本は違います。

初心者がすでに知識を持っている人に向けたハイレベルな書籍を読んでも理解できませんし、ある程度の知識がある人が基本しか書かれていない本を読んでも意味がありません。

習熟度を考慮して選ぶことを意識すれば、満足度の高い最適なものを見つけられるようになります。

②自分の目的にはあったものを選ぶ

目的に適しているものであることも重要です。

マーケティングオートメーションを実施する状況によって選ぶべき本が異なることが多く、マーケ分野に合わせることが大事だと言えます。

BtoBやBtoCなど、マーケ分野が違えばアプローチ方法も異なりますが、これを考慮して選べば自分たちの分野に最適な本を選べるはずです。

いずれかの分野に特化した書籍も多いため、目的と内容が一致しているかどうか注意して選ぶようにしてください。

マーケティングオートメーションにおすすめな厳選10冊

1.マーケティングオートメーション入門

マーケティングオートメーション入門

マーケティングオートメーション入門」は、導入前に読んでおきたい初心者向けの本です。

BtoB向けのマーケティングオートメーションを学ぶことができます。

これがどのようなものであるか、活用するメリットは何であるかというような概要部分も網羅されていますし、根幹を成しているリードナーチャリングやリードクオリフィケーションに関する詳細な内容を学ぶことも可能です。

ペルソナ設計やカスタマージャーニー設計、スコアリング設計やコミュニケーションシナリオ設計の4つの設計についても詳しい解説があります。

見込み客の育成から評価、選別の手法までスムーズなステップで設計する方法が分かるはずです。

マーケティング戦略を上手く描けていない、見込み客は多いが生かせていない企業のマーケティングオートメーション初心者にピッタリの内容となっています。


2.マーケティングオートメーション 最強の導入手法

マーケティングオートメーション最強の導入手法」は、すでにこれを導入しているけれど上手く活用できていない場合に最適な書籍です。

導入したものの何故か上手くいかない、トラブルが起こったけれどインターネットなどで解決方法が見つからないというケースは少なくありません。

この書籍では導入後に起こった問題を解決するための対策や思考方法が記されており、効果的に運用するために役立つ内容となっています。

取り敢えず導入したものの知識がない社員が多くて生かしきれていない、経営者の判断で導入したけれど現場がかえって混乱したというようなケースで役立てることができる書籍です。

マーケティングオートメーションと顧客管理システムの連携についても触れられているので、どちらのシステムも円滑に運用したいと考えている場合におすすめだと言えます。

 

3.事例でわかる!実戦BtoBマーケティング お客様に頼られる存在になるための戦略実行

事例でわかる!実戦BtoBマーケティング お客様に頼られる存在になるための戦略実行

事例でわかる!実戦BtoBマーケティング・お客様に頼られる存在になるための戦略実行」は、事例の多い実践的な書籍です。

どのようなシステムやツールに対しても言えることですが、上手に使いこなすためには事例を元に実践的な学びを行うことが大事だと言えます。

それぞれの内容についてただただ事務的に説明が行われるのではなく、この本では具体的な事例が取り上げられているので、より実践的な内容だと言えるでしょう。

顧客戦略や商品戦略、経営戦略や差別化戦略まで網羅された1冊であり、実践的な学びを深めたい場合に最適な内容です。タイトルにもあるように、お客様から頼られる、選ばれるためのノウハウがたくさん詰め込まれているので、これを目的としてマーケティングオートメーションを上手く活用したい企業に向いている書籍だと言えます。

 

4.できる100の新法則 実践マーケティングオートメーション 会わずに売れるリード育成法

できる100の新法則 実践マーケティングオートメーション 会わずに売れるリード育成法

できる100の新法則・実践マーケティングオートメーション・会わずに売れるリード育成法」は、予算0円からマーケティングオートメーションを導入したい企業におすすめです。

マーケティングオートメーションツールは有料のものも多くありますが、無料で利用できるオープンソースツールもあります。

この本では無料のオープンソースツールを主軸とし、リード獲得や育成、自動化までの具体的な実施方法が解説されており、コストを抑えて運用したい場合に最適です。

コスト0で始めるための手法が100個という豊富なノウハウを元に説明されているので、様々なアイデアや知識を獲得することができます。

コスト面から導入を諦めた場合、運用知識を身につけたい場合、自社にマーケティングオートメーションの効果があるのか知りたい場合などにおすすめの1冊です。

 

5.BtoBのためのマーケティングオートメーション 正しい選び方・使い方

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BtoBのためのマーケティングオートメーション正しい選び方・使い方」は、海外で開発された外資系ツールの選び方や使い方が書かれた本ですが、国産ツールを導入する場合でも参考になる部分はたくさんあります。

現場のプロによって書かれた教科書のような書籍であり、導入の際に必要な基礎知識がまとめられているので初心者におすすめです。

日本企業がまだあまり取り入れられていないデマンドジェネレーションなど、グローバル化が進む中で生き残るためのノウハウも解説されています。

主要ツールベンダー社に取材を行っており、各製品の成り立ちや強みを確実に知ることが可能です。

更に、日本のトップ営業マンを集めた座談会の様子も記されており、盛りだくさんな内容となっています。基礎知識が書かれているので初心者に便利ですが、発展的な部分まで学びたい人にも役立つ内容が多いです。

 

6.マーケティングオートメーション導入の教科書 優良顧客を自動で育てる仕組みづくり

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マーケティングオートメーション導入の教科書・優良顧客を自動で育てる仕組みづくり」はタイトルの通り、これから導入する人のための教科書のような存在だと言えます。

マーケティングの基本やマーケティングオートメーションの内容まで詳細に記されており、導入に必要なものや注意点も解説された書籍です。

事前知識がほとんどない場合でも、基本的な解説があるので安心して読み進めることができます。

BtoBとBtoCのどちらについても書かれているので、どの分野でマーケティングを行っている企業でも問題ないです。

基礎知識から失敗しないための知識を身につけたり、導入事例を参考にしたりすることができます。

様々な事例があるので、自社やクライアントの業種や業態に似た内容が参考にできるはずです。

導入の検討段階であり、自社にこのツールが向いているのかどうか判断したい場合にも便利だと言えます。

 

7.BtoC向けマーケティングオートメーション CCCM入門

BtoC向けマーケティングオートメーション CCCM入門

BtoC向けマーケティングオートメーション・CCCM入門」は、CCCMについても記された書籍です。

顧客情報を分析して要素ごとにシナリオを設計し、様々なチャネルを組み合わせて顧客行動に応じたコミュニケーションの自動化をクロスチャネル・キャンペーン・マネジメントと呼びますが、これを生かすためのノウハウが詰め込まれています。

CCCMの背景や機能、運用方法やアドテクノロジーとの連携なども書かれており、実践的な内容に焦点が当てられていることも嬉しいポイントです。

メール一斉配信やオウンドメディア発信で上手くいっていない場合は、この書籍を活用して顧客の行動に応じたマーケティングを実施することを検討してみると良いでしょう。

主要ベンダーの動向も解説されており、CCCMの力を存分に発揮するために必要な知識を得ることができます。

 

8.MA / マーケティングオートメーション: 5分でできるMA導入と成功する8つのプロセス

MA / マーケティングオートメーション: 5分でできるMA導入と成功する8つのプロセス

MA/マーケティングオートメーション:5分でできるMA導入と成功する8つのプロセス」は、マーケティングオートメーションの導入から運用を成功させるためのポイントが丁寧に書かれている本です。

実施する際に重要な工程が紹介されており、ターゲット設定やペルソナ設定、カスタマージャーニー作成などを含む工程について詳しく知ることができます。

特典としてMAスタートアップシートが無料でダウンロードできることも嬉しい魅力であり、初心者が学ぶため、経験者が運用方法を見直すために活用することが可能です。

低価格で導入から運用を成功させる方法が紹介されているので、初心者が学びに使う場合はもちろんのこと、高額ツールの導入を検討していた人も読んでおきたい1冊だと言えます。

成功するためのノウハウが獲得できるので、導入したけれど上手くいっていない場合にもおすすめです。

 

9.マーケティングオートメーション スペシャリストになるための教科書

マーケティングオートメーション・スペシャリストになるための教科書

マーケティングオートメーション・スペシャリストになるための教科書」は、タイトル通りスペシャリストになることを目指す人に向けた本だと言えます。

マーケティングオートメーションの概要や取り巻く環境のことも記載されていますが、スペシャリストの業務領域や役割、具体的な運用方法などが多く書かれていることを知っておくと良いでしょう。

導入から運用まで基本的なことから学べる内容となっていますが、最終的にスペシャリストを目指す人でなければ、部分的に難しいと感じてしまう恐れがあるので注意です。

ツール選定や導入、運用を任せられた場合、積極的にツールを活用しなければならない部署に所属している場合におすすめの書籍だと言えます。

この本では図版も多く用いられているので、専門的な内容もスムーズに学んでいくことができるはずです。

 

10.マーケティングオートメーションに落とせるカスタマージャーニーの書き方

マーケティングオートメーションに落とせるカスタマージャーニーの書き方

マーケティングオートメーションに落とせるカスタマージャーニーの書き方」は、マーケティングオートメーションで活用するためのカスタマージャーニーの作成方法を詳しく書いた本だと言えます。カスタマージャーニーの設計方法から作成事例まで具体的かつ豊富な内容の紹介がある点が大きな魅力です。これに関する書籍は他にもありますが、他の本と違って具体性と実効性に優れています。すぐにでも取り入れることができるやり方やアイデアが紹介されているので、素早く知識を身につけて取り入れたい場合に最適です。図やイラストなどの視覚資料が多く用いられているので、難しい専門書が苦手だという場合でも安心して読むことができます。カスタマージャーニーとマーケティングオートメーションの連動方法についても詳しく紹介されているため、自社の課題解決や施策改善に活用できるはずです。

 

マーケティングオートメーションのおすすめの本まとめ

このように、マーケティングオートメーションに関連する書籍は多数あります。

たくさんの本から最適なものを選ぶことは簡単ではありませんが、紹介した情報を参考にして自分や自社にフィットするものを選ぶことがおすすめです。

何となく実施していても、マーケティングオートメーションを成功させることはできません。

知識やノウハウが獲得できる書籍をしっかりと活用し、満足できる導入や運営を実現できるようにしておきましょう。
 

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