アノニマスリードとは?基礎知識とリード獲得方法を解説

最終更新日 : 2021-06-15 Box

リードにはいくつかの種類がありますが、アノニマスリードはマーケティングにおける重要なリードの1つだと言えます。

マーケティングを成功させるためには、アノニマスリードの特徴や重要性を知っておくべきです。

ここでは基礎的な知識から、アノニマスリードの特定方法まで紹介するので、マーケティングの参考にしてみてください。

アノニマスリードとは?

匿名性を意味するアノニマスという言葉がついていることからも分かるように、誰か特定することができない匿名状態のリードがアノニマスリードです。

氏名や連絡先などの情報が取得できていない状態の人物がこれに該当することになります。

個人を特定することができない潜在的な見込み客であり、情報の分からない顧客ではありますが、こういった人物が自社に興味を持ち、最終的に有望な顧客へと変化する可能性があることを知っておくべきです。

アノニマスリードとコールドリードの違い

コールドリードとの違いをきちんと理解できていない人もいますが、コールドリードは企業と接点はあるけれど興味や関心が高くないリードだと言えます。

たとえば、展示会やイベントで商品やサービスを見たり、サイトからホワイトペーパーをダウンロードしているけれど、製品を購入したりサービスを利用したりする気がない状態の顧客が当てはまるでしょう。

個人を特定することができていても、購買意欲が高められていないリードだと言えます。

アノニマスリードの情報

アノニマスリードで取得できる情報は少ないですが、入手できる情報はいくつかあることを知っておくべきです。

閲覧された自社サイトページや日時、IPアドレスを取得することができます。ただし、訪問者がCookie情報取得を許可している場合は、自社サイトを閲覧したCookieが残るので、アノニマスリードであったとしても訪問者がどのような行動をとったのか、いつ訪問したのかという情報を詳しく獲得することが可能です。

アノニマスリードの重要性

現在ではインターネットを活用した情報収集が盛んになっており、購買行動においてもデジタルの重要度が増している状況だと言えます。

オンライン上にはたくさんのアノニマスリードがいますが、情報収集段階で接点を持たせることができれば、自社の製品やサービスを選んでもらえる可能性が高まるでしょう。

既存顧客やコールドリードだけにアプローチするだけでは、マーケティングを拡大することはできません。アノニマスリードを見込み顧客や顧客に変化させることで、マーケティングの拡大が期待できるようになります。

アノニマスリードを特定する方法

アノニマスリードに対して適切なアプローチを実施すれば、情報を特定することが可能です。

具体的な方法を紹介するので、自社に合った方法で実践してみることをおすすめします。

1.フォームへの入力

そのままの状態では名前やメールアドレスが分かりませんが、アノニマスリードがメルマガ登録や資料請求を行えば個人を特定することが可能です。

メルマガや資料を用意してあっても、登録や請求が行われなければ意味がありません。

お得な情報が配信されるメルマガを用意したり、無料で簡単に請求できる資料請求を用意しておいたりするとアノニマスリードが行動を起こしてくれる可能性が高くなります。

魅力的なコンテンツを用意し、アノニマスリードに行動を起こさせることが重要です。

2.メール

メールでアノニマスリードが特定されることもあります。

展示会やイベントでは名刺交換を行うことが多いですが、参加者の名刺に記載されたメールアドレスにメールを配信し、そこからURLがクリックされた場合はアノニマスリードの特定に繋がる可能性があることを知っておくと良いです。

過去に自社のサイトを閲覧してくれている場合は、メールのURLから訪問されることで情報が一致し、アノニマスリードから特定されたリードへと変化させることができます。

ターゲット企業からのリード獲得手法

狙っているターゲット企業からリードを獲得したいと考える場合には、いくつかの手法を実施することが可能です。

詳しいやり方を解説するので、実施してみることをおすすめします。

1.企業指定広告

まずは企業指定広告を活用することが可能です。企業指定広告とは、広告を見せたい企業に所属する人だけを対象として広告を配信する手法だと言えます。

不特定多数の相手に広告を表示させたとしても、その中に狙った企業に所属する人物が含まれている可能性は低いです。

ターゲットを絞るのでリーチ数やインプレッション数は下がる恐れがありますが、ターゲット企業に所属する人の目に情報が触れやすくなるので、結果として期待する成果を出しやすくなります。

企業が保有している固定IPアドレスデータなどを活用し、広告配信を行っているサービスがあるので、そういったサービスで企業指定広告の出稿を依頼することがおすすめだと言えるでしょう。

2.インテントデータ

インテントデータを活用する手法は、ターゲットとしている企業が自社のウェブサイト以外で行っている情報収集内容を検知し、そこからターゲット企業の興味関心を特定するという手法です。

検知した情報を軸にして、ニーズの仮説を立てていくことができます。

狙った企業に広告を表示させたり、アプローチを行ったりしても、その企業が求めるものでなければサービスの利用や商品の購入には繋がりません。

インテントデータを活用することで効果的なアプローチ方法を確立すれば、狙った企業のリードが獲得しやすくなります。

こうしたデータは、様々な企業の担当者がどういったページを見ているかというデータを蓄積しているサービスから提供してもらうことができるので、利用を検討してみると良いです。

アノニマスリードまとめ

アノニマスリードはまだ個人が特定されていないリードのことを指しますが、これから先に見込み顧客や有望な顧客に変化する可能性を秘めた存在だと言えます。

情報が特定されていないからと蔑ろにするのではなく、アノニマスリードの情報もしっかりと管理したり、個人が特定できるように働きかけたりすることが大切です。

色々な手法でリード情報の獲得が実現できるので、マーケティング成功のためにも積極的に実施するべきだと言えるでしょう。

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