WORK HERO、シードラウンドで1.4億円の資本調達を完了。スタートアップ特化のクラウド型オールインワンバックオフィス事業の拡大へ

最終更新日 : 2022-03-24 Box

シード・アーリーフェーズのスタートアップを中心として、特にコーポレート専任担当がいない企業向けに、最適に設計・運用されるオールインワンのクラウド型バックオフィスサービス「WORK HERO」(https://workhero.co.jp/products/)を運営するWORK HERO株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:大坪 誠、以下 WORK HERO)は、Coral Capital・East Ventures・ニッセイキャピタルを引受先とする第三者割当増資により、総額1.4億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。

今回の調達資金を、採用およびサービスの開発・広報に投資し、「WORK HERO」の提供を通じて、高いポテンシャルと個性を持ったスタートアップ経営者が、向き合うべき本質的な業務に集中するための社会インフラとなるべく邁進してまいります。

■資金調達の背景

アーリーフェーズのスタートアップ経営者には、戦略策定、プロダクト開発、採用や組織づくり、営業、広報、資金調達や投資家対応など、やるべき業務は無数に存在します。そのような状況の中、事業や組織が拡大する過程で、さらに経理、労務、税務、総務など、バックオフィス関連の業務負担が増していき、経営者が時間やマインドシェアを大きく取られてしまう課題が生じています。

WORK HEROはこうした課題の解決を目指し、事業を成長させるために必要な攻めの業務に、経営者・コアメンバーが最大限集中して自社の強みを活かすことができるよう、スタートアップのバックオフィス業務をオールインワンで引き受け、効率的に運用いたします。

今回調達した資金は、人材採用およびサービスの開発・広報に投資し、リソースの限られたスタートアップが、経営資源をコア業務へと集中させられるよう、サービス提供を通じて、シード・アーリーフェーズのスタートアップのエンパワーメントに貢献いたします。

■「WORK HERO」の概要
https://workhero.co.jp/products/
サービス提供開始以来、「WORK HERO」は数十社のスタートアップ企業にご利用いただき、現在まで解約率0%と高い顧客満足度を実現しております。新たにバックオフィス人材を採用せずに、即座に運用を開始することができるため、特にコーポレート専任担当が置けないシード・アーリーフェーズのスタートアップ企業より、低コスト・低リスクで運用を任せられると高い評価を得ております。

「WORK HERO」は、顧客企業の事業内容とバックオフィス状況をヒアリングした上で、ベストプラクティスの業務フローを設計し、運用を代行いたします。各種SaaSツールの設定やメンテナンス業務も含めて、すべて「WORK HERO」が対応するため、自社でバックオフィス関連SaaSを管理者として操作することを一切なくすほか、専門家や社員との窓口代行も行うことで、顧客企業が事務的なコミュニケーションに巻き込まれ、時間やマインドシェアを奪われることを防ぎます。

このように、「WORK HERO」側でバックオフィス業務体制を整えることで、本来顧客企業自身が運用を行う作業時間やマネジメントコストの外部化を可能とし、自社の貴重なリソースをコア業務に集中させるご支援をいたします。

■当社事業の社会的意義
国内人口減少が続く中でも、日本経済の国際競争力を強化させていく上で、企業全体の99.7%を占めるスタートアップ・中小企業の労働生産性向上は、日本にとって大きな課題です。

大企業だけでなく、スタートアップ・中小企業もますますコア業務に集中し、業績を上げるため、生産効率を高める経営上の「選択と集中」を進めることが求められています。一方で、SaaSの増加や仕様変化、法改正などにより年々、日本のバックオフィス業務は複雑化しており、経理・労務・税務といった旧来の専門知識と最新のIT知識の双方をもった人材が必要とされ、その確保が課題となっています。

また、米企業の31.5%が「経営資源のコア業務への集中」のために戦略的にBPOを利用しているのに対し、国内では19.7%の利用にとどまるなど、日本においては、BPO活用への意識の低さも目立ちます(※1)。既に国内にて外部委託を実施した企業とそうでない企業における一人当たりの付加価値額を確認すると、外部委託を行っている企業においては、そうでない企業に比べて一人当たり112万円、付加価値額が高いことがわかっております(※2)。

当社は今後、「WORK HERO」をより多くの国内企業にご利用いただくことを通じて、日本全体の労働生産性の向上、ひいては「すべての人・企業がユニークな価値の創造に熱中できる社会」の実現を目指し邁進してまいります。

(※1)経済産業省商務情報政策局(2014) 「ビジネス支援サービスの活用」   
 https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/shoujo/service_koufukakachi/pdf/004_04_00.pdf
(※2)中小企業庁(2020) 「2020年版中小企業白書」
 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2020/PDF/2020_pdf_mokujityuu.htm

■創業の背景
代表の大坪は、大手総合商社での子会社経営管理、医療系ベンチャー企業での人材派遣事業責任者の経験時に、個社ではなく社会全体でその処理を共有すれば圧倒的に効率化できるルーティン業務が、バックオフィス領域に数多く存在するにもかかわらず、それらが適切に共有されず、個社で非効率に手動対応され続けている状況に、社会的な課題を感じていました。

起業直後も、経営者である大坪自身がバックオフィス業務を行うことにより、時間的リソースだけでなく、心理的リソースも奪われる課題を痛感しました。また、携わった30社以上のスタートアップ企業で、全ての経営者がバックオフィス業務に課題を感じていたものの、リソース・ノウハウ不足から手を付けられず、企業の成長を妨げてしまっているケースを数多く目の当たりにしてきました。

大坪はこのように、高いポテンシャルや強い個性を持つ経営者・企業が、その本領を発揮できていない状況が社会にとって大きな損失だと強く感じ、「WORK HERO」を創業しました。

代表取締役CEO / Founder 大坪 誠の創業ストーリーは以下よりご覧ください。
https://www.wantedly.com/companies/workhero/post_articles/388149

代表取締役CEO / Founder

大坪 誠

 

■投資家からのコメント
Coral Capital 創業パートナー兼CEO James Riney 氏
ビジネスプランを聞いた瞬間に「これは投資しなければ」と思う会社があります。WORK HEROは、まさにそんな1社でした。これまで80社以上のスタートアップ企業に投資してきて、はっきりと分かったのは、面倒であるものの重要なバックオフィスの仕事というのが、どれほど苦痛かということです。さまざまなSaaSの登場で一部は楽になりましたが、それでもベスト・プラクティスに基づくオペレーションを構築できるかどうかがカギとなります。WORK HEROはCoralの出資先企業に対して、まさにそうしたサービスを提供し、スタートアップ企業が製品開発や人材採用、顧客獲得など、より重要な仕事に集中できるよう全てを代行しています。スタートアップにはとてもお勧めですし、この大切な課題に取り組む企業についに投資できたことを嬉しく思います。

ニッセイ・キャピタル  チーフキャピタリスト  伊東 駿 氏

創業時手掛けていたフードデリバリー事業「ピタメシ」のピボットを決めてから、WORK HEROにたどり着くまで2年間。創業チーム解散の苦渋の意思決定、事業を探求するフェーズのFounderとしての孤独、焦る気持ちと妥協を許せない気持ちの相反。そんな苦しい期間も会社をしっかり存続させ、粘り強くシード期に向き合い続け、ついに出来上がったWORK HEROの構想には、大坪社長の覚悟と自信がみなぎっておりました。今後も粘り強くスタートアップのHARD THINGSに挑み続け、日本のスタートアップの成長を加速させるインフラ的サービスとして大成させてくれる日を楽しみに待っています。

■採用情報
当社では、さらなる事業拡大に向け、経営メンバー・創業メンバーを積極的に採用しております。仕事を楽しみながら、社会に大きく貢献できる組織・事業に、WORK HEROを一緒に成長させていく仲間を私たちは心待ちにしております。ぜひ詳細を以下よりご確認ください。

WORK HERO株式会社採用ページ:
https://workhero.co.jp/#recruit

■アライアンス・提携ご希望の方へ
「WORK HERO」はスタートアップ企業を支援するあらゆる組織と連携しております。当社とのアライアンスをご希望される企業は、下記までお問合せください。

<アライアンス関連の連絡先>
WORK HERO株式会社 アライアンス事務局
Email:admin@workhero.co.jp

■会社概要
会社名:WORK HERO株式会社
所在地:東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング 4階
代表者:大坪 誠(おおつぼ まこと)
設立日:2018年9月13日
事業内容:クラウド型オールインワンバックオフィス「WORK HERO」の開発・運営
コーポレートサイトURL:https://workhero.co.jp/
サービスサイトURL:https://workhero.co.jp/products/

 

転載元:PR TIMES

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