伝統的な情シスからSaaSOpsな情シスへ。DXERがプレシリーズAで総額1.4億円の資金調達を実施

最終更新日 : 2022-06-09 Box

SaaSOpsな情シスへの変革を支援するDXER株式会社(読み方:ディクサー、東京都品川区、代表取締役社長:向井拓真、以下「当社」)は、ジェネシア・ベンチャーズが運営するベンチャーキャピタルファンドをリード投資家に、既存投資家であるライフタイムベンチャーズ、ソラシードスタートアップスタジオを引受先とした第三者割当増資と、金融機関からの融資を含め総額約1.4億円の資金調達を実施したことをお知らせします。

■当社とこれまでの実績
当社は、高い専門知識や知見を持つSaaSOpsな情シス人材をアドバイザリーに、持続的なビジネス成長が可能な社内IT環境構築をサポートするサービス「シスクル シェアリング」を2021年7月より提供開始しています。 

これまでの実績では、直近3ヶ月の前四半期との比較(QoQ)では210%の売上成長率のほか、Repro株式会社やdely株式会社などに導入いただくなど、先進的な働き方を目指す企業から高い評価をいただいています。

■背景
日本国内においては、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大・長期化により、企業はリモートワークを中心とした働き方への転換が求められています。

また、これに伴い、これまで類を見ない速さで社内基幹システムのクラウド化が推進され、クラウド上に保管される重要な情報も増えて管理の複雑性が増すなど、企業は新たにクラウドサービスの管理をする必然性が高まっています。

【クラウドサービスの管理業務の一例】
・意図しない設定による情報漏洩 
・社内業務に組み込むための調査/実装
・管理業務(アカウント追加・削除や設定)
・社内で利活用するための教育やマニュアルの整備

SaaS(*1)先進国とされる米国においては、日本企業の約10倍のSaaSが扱われているとされ、各部門に導入されたSaaSを効率的に運用・管理を行う「SaaSOps(*2)」と呼ばれる新たな役割も提唱され始めています。
200以上ものSaaSを導入し、効率的な運用をしている職場では、全従業員の3/4がリモートワークをしている企業が70%。一方、40ほどのSaaSを利用している職場では半数未満の44%に留まるという調査結果もわかっています。(*2)

これらのクラウドサービスを中心とした社内情報システムを構成する傾向は、労働人口減少により業務効率化や生産性向上が叫ばれる日本国内においても、さらに加速していくことは明白です。
しかしながら、その劇的な情勢の変化に対応できる情シス人材を社内に雇用できている企業は一部に限られており、高度な専門知識やスキルを持つ情シス人材のニーズが国内企業で非常に高まっています。

*1:Software as a Serviceの略。必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア(主にアプリケーションソフトウェア)もしくはその提供形態のこと。
*2:引用元 BetterCloud「State of SaaSOps 2021」より
http://pages.bettercloud.com/rs/719-KZY-706/images/2021-stateofsaasopsreport.pdf

■本資金調達の用途
このたび調達した資金は、「シスクル シェアリング」のサービス拡充のための採用強化や技術およびマーケティングへの投資を行い、2022年中に利用社数50社を目指します。
また、シェアリングの現場で発見した共通的な課題を解決するプロダクトを、2022年中の正式リリースを目指して開発体制を強化してまいります。

■資金調達概要
調達金額:1.4億円
調達方法:第三者割当増資及び融資
新規株主:ジェネシア・ベンチャーズ
既存株主:ライフタイムベンチャーズ/ソラシードスタートアップスタジオ
資金用途:プロダクト開発、採用・組織体制の強化

■引受先からのコメント
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ 代表取締役 / ジェネラル・パートナー 田島 聡一氏

日本の企業における社内システムがオンプレミスからクラウド(SaaS)へとシフトする中で、企業の情シスに求められる役割もより高度化していきますが、これからの情シスに求められる人材を採用するのは極めて難しいのが現状です。

DXERは、クラウドソーシングとテクノロジーを活かし、企業に伴走することを通じて、 企業の情シスを大幅にアップデートすると共に、一人ひとりがいきいきと活躍できる働き方の実現、及び日本の産業競争力を高めることに挑戦しているスタートアップです。
私たちも、向井さん率いるチームDXERとともに、この挑戦をさらに加速化させるべく全力でコミットしていきます。

ライフタイムベンチャーズ 代表パートナー 木村 亮介氏

DXER社が取り組む情シス/コーポレートエンジニアリングは、日本の企業社会が今まさに求められているFuture of Work(未来の働き方)のインフラとなる、DX時代の大動脈とも言える領域です。
高い学習能力と専門性を有する向井さん達チームDXERであれば、その複雑性のために十分な解決策のなかったこの領域のトップランナーとなれること確信しております。

ソラシードスタートアップスタジオ  代表パートナー 柴田 泰成氏

今回、追加投資に応じられた事を嬉しく思います。
代表の向井さんとは、まだ彼が学生の頃からの知り合いです。楽天、グリー、HubSpotでの勤務を通じて成長していく姿を見て「起業するなら投資します」と約束していました(実際、設立初期にシード投資をさせて頂きました)。

そんな向井さん率いるDXERが構想する「SaaSOpsな情シス」というテーマはまさにDXのど真ん中。日本企業の生産性向上に寄与する事業だと確信しています!

■代表取締役 向井 拓真 メッセージ

私自身、国内のITメガベンチャー企業と海外ユニコーン企業の日本支社という双方のキャリアを通じて、日本企業においてSaaSを社内に適切に利活用し、利便性、生産性の向上とセキュリティの担保の両側面を実現する人材の希少性を痛感しました。

今後更なるグローバル競争化が進む市場において、挑戦を続ける企業の縁の下の力持ちに私たちはなり、日本企業の生産性向上・競争力強化にコミットしていきたいと考えています。

※noteにて、事業についてや採用候補者向けメッセージ等を随時掲載予定です。
https://note.com/takumax55/

■採用について
当社が働く上での価値観や文化を醸成していくのはこれからの段階だと捉えています。
私たちが実現する働き方が、これからの時代におけるスタンダードになっていく、そして胸を張って、「次世代の働き方を社会に実装する」のは私たちだ、と言えるような働き方や環境を一緒に作り上げてくれる仲間を募集しています。 

【募集ポジション一例】
・バックエンドエンジニア    
・リードエンジニア     
・セールス    
・カスタマーサクセス
・Bizdev              
・コーポレート    
・HR         
・CTO        
・COO  

採用ページはこちら
https://dxer.co.jp/job-board
Meetyでのカジュアル面談はこちら 
https://meety.net/matches/WaSvsbBuZAJt

■情シス人材サポート「シスクル シェアリング」について
「シスクル シェアリング」は、高い専門知識や知見を持つ情シス専門人材のシェアリングサービスです。
SaaSOpsな情シス専門人材と専任のプロジェクトマネージャーが伴走することで、急増するSaaSの効率的な運用・管理からセキュアな社内IT環境の構築を支援。人手不足・業務負荷に陥りがちな情シスをサポートし、企業のDXを社内ITから推進します。
https://sharing.syskul.com/

■会社概要
会社名:DXER株式会社
所在地:東京都品川区東五反田1-13-12 いちご五反田ビル10階 SALTO五反田1029号室
資本金: 7千6百3,138円
代表取締役:向井 拓真
設立:2020年 5月
URL:https://dxer.co.jp/

転載元:PR TIMES

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