新年の挨拶メールの書き方とは?ビジネス例文も!

最終更新日 : 2022-11-21 Box

社会人になったばかりの人は特に、新年の挨拶とはどのようにしたら良いのか悩む人もいるかもしれません。

そういったビジネスシーンの時には、どういった使用方法をしたら良いのかを少しでも参考になればと解説していきます。

是非参考にされてみてください。

そもそも新年の挨拶とは何なのか?

概要から知る必要があるでしょう。これは日本古来の文化が影響しており、年始に各家庭に年神様という神が訪れるという迷信があったことに由来しています。

そのためにそれぞれお祝いとして挨拶をするようになり、家族・友人だけに限らずビジネスにおいても1年の始まりの挨拶として行うことが慣習となっていたようです。

そして上司や部下・同僚に対して直接挨拶を行い、取引先各位にも新年の挨拶を取り交わすのが常識となっています。

新年の挨拶を送る目的

ビジネスにおいて新年の挨拶をする目的は、神がかり的な意味合いだけではありません。

年初めに例えばビジネスメールで新年の挨拶を取り交わしたとしたら、取引先各位に好意を持ってもらう可能性が高くなってくるといえそうです。

きちんと礼節をわきまえることで新年の挨拶を取り掛かりにすることにより、新たな人間関係へと発展したり、より良好な関係を気づくためのチャンスにもなってきます。

是非活用したいところです。

年始の挨拶は松の内に(1月7日)

新年の挨拶ですが、いつまでに送ると良いのか気になる人もいるでしょう。答えは一般的に松の内までが新年とされています。

松の内とは、門松などが飾られている期間を表しています。これは当然ビジネスの場面でも該当します。

門松は年始の神様が毎年正月にやってきて豊作をもたらし人を幸せにするといった信仰によるものでした。

門松の飾りを外す松の内の終わりは、一般的に関東は7日で、関西は15日が多いといわれています。

ただしこれはあくまで目安ですので、ビジネスでは特に7日までに行うことが望ましく、15日だと松の内が終わってしまい、20日だと鏡開きをし月命日と重なってしまいます。

そのために7日にすることが望ましいということになり、ビジネス面でも浸透している点です。西日本だと15日までが松の内といわれていますが、一般的な家庭を見てもそれまで松を飾っている家は減っているように見受けられます。

ここは西日本だから15日まで大丈夫、といったような変な知識は持たずに、わかりやすく7日までに送る必要があると覚えておいたほうがよさそうです。

新年の挨拶をするときの6つのマナー

では新年の挨拶をするための、6つのマナーを紹介していきます。これらをうまく活用させることにより、新年の良い門出を迎えてみてください。

最初に伝える方法は電話や訪問など様々ありますが、近年は電子メールでのやり取りが一番普及しているようです。

メールだと時間もかからず、相手も都合が良い時間帯に見られるといったメリットもあります。

①新年を祝う言葉「賀詞(がし)」の使い方

まずマナーの1つ目は、「賀詞」を入れることです。

賀詞を入れることで、新年を祝う気持ちを伝え、気持ちよい新年の挨拶が可能となってきます。新年を祝う言葉を入れることで、年神様をお祝いする気持ちも込めたこととなり、相手の繁栄を願う意図も含まれるようになります。

例えば「謹賀新年」「迎春」といった言葉がそれにあたり、新年を祝う気持ちを込めて、年賀状やメールに合わせた言葉を必ずつけるようにしていきましょう。

②忌み言葉は避ける

2つ目は忌み言葉を避けることが挙げられます。これもビジネスで新年の挨拶をするときに特に気を付けねばならぬことであり、結婚式や葬式でも使用をさける言葉をいいます。

例を挙げると「去る」「破れる」「滅びる」などが該当し、特に去年といった言葉は無意識に使用しやすい言葉です。

使用しないように気を付けて、「昨年」などと表現するようにしていきましょう。「破れる」「滅びる」などはよっぽどでないと使わないでしょうが、「敗れる」は試合の話などでつい使ってしまう場合があります。

細かいかもしれませんが、相手を不快にさせる要因を1つでも減らせるように避けるべきです。

新年の挨拶の時は縁起が良いことだけを書くと覚えておいて、自分のプライベートのことは当たり障りが無いように書いておくことをおすすめします。

③一斉送信はNG、個人宛に送信する

一斉送信のメールを送楢にことです。これはビジネスだけでなく、個人でもいえることですが、一斉送信はあまり気持ちよいものではありません。

同文のものを沢山に送っているのが丸わかりであり、個人でも良く思わない人もいることです。そのために折角の新年の挨拶も台無しにしてしまい、ビジネスで悪印象を与えかねません。

個別に送る癖をつけるべきです。特にまとめて送った場合、他社のメールアドレスも一緒に載っている場合もあり、個人情報の特定にも結び付けられかねません。

万一の場合の危険も考慮した上で、一斉送信といった効率だけを追い求めた方法は止めるようにしておきましょう。

これは新年の挨拶だけに限らず、日常生活においても言えそうです。

④自分や相手が喪中の場合

相手が喪中である場合は、寒中見舞いを送ることを気を付けます。

相手が喪中の場合は新年の挨拶をしないことが常識であり、寒中見舞いという言葉を使って祝辞を述べるべきです。

しかし最近ではプライベートが喪中でも、ビジネスにおいては新年の挨拶をする場合も増えてきています。相手の関係も考慮しつつ、最善の方法を探すように模索しましょう。

上司に相談して決めることも1つの方法です。一番確実なのは、相手が喪中であるかを把握しておくことです。喪中のはがきが来ているならば把握がしやすいですし、日ごろの生活でもきちんと情報に耳を傾けておいて、どの人が喪中なのかをきちんと把握しておくと、新年の挨拶の時に役立ちます。

こういったことは、挨拶だけに限らず普段の仕事でも応用ができるために、自分の周りの事には常に気を配って目を輝かせてみておくことがおすすめです。

すると仕事でも、驚くほどスムーズに仕事が進むこともあるため、人を見て喜ばせる行為はビジネスの基本中の基本ということが分かるでしょう。

⑤年賀状をもらった場合

年賀状でもらった新年の挨拶は必ず年賀状で返します。

せっかく年賀状で送ったのに、メールで来ると送った人に失礼に当たってしまうでしょう。ビジネス面では特にそうですが、若い人はメールで返す傾向があるそうです。

その行為が「深い意図はなかった」ということで許されるのか、自分のビジネススタイルを含めて今一度見直してみる機会になるのかもしれません。

ホームページでの挨拶文について

現在はほとんどの企業が、自社のホームページを立ち上げています。

新年を迎えるならば、自社のホームページにも新年の挨拶を載せておく必要がでてくるといえます。

Web担当者はビジネスにおいて代表取締役からの挨拶を載せることが必要となってきました。

挨拶の例文集(ケース別)

これからのトピックは、それぞれのビジネス相手に対してどんな新年の挨拶がベターなのかを解説します。

①顧客・取引先向け

まずホームページに載せる一般的な挨拶は、顧客や取引先各位に対して、「新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えできたことを心よりお喜び申し上げます」的な表現が無難で良いのか?

この後に「旧年中は多大なるご尽力を頂き誠に感謝しております」「これからも更なる向上に努めて参りますので、より一層のお引き立てをお願い致します」といった分を続けるのが定番です。

ビジネスにおいても事項の挨拶はもちろんのこと、これからのことをお願いするのも一般的な挨拶といえそうです。

なお、休暇の日程を載せておくと、トラブルを避けることができ、一石二鳥になります。

②上司向け

ビジネスの基本は人間関係であり、上司にきちんとした新年の挨拶ができるかも重要です。

上司に送る場合は、新年の挨拶の後に、「公私ともにご指導いただき誠にありがとうございました」「以前よりも成長して新年を迎えることができ、誠に嬉しく思う次第です」という内容を盛り込むと好印象を持たれます。

自分が成長した感謝を素直に述べることで、相手にも思いが伝わり、よりビジネス面でも切磋琢磨した姿を認めてもらえるといえそうです。

③部下向け

部下に対する新年の挨拶は、部下へのねぎらいの言葉と今年の更なる飛躍を願うような言葉が一般的です。

「新年あけましておめでとうございます」の時候の挨拶の後に、「あなたの活躍は一緒に働いていて非常に成長が嬉しいものでした」という一文を入れておくと、部下は喜んでくれます。

細かいことも指摘することにより、部下は自分のことをしっかりと見てくれている上司と認識するとともに、これからも更なる飛躍を期待できる人材を育成することが可能です。

最後に「今年も頼りにしています。今年度も宜しくお願いします」といった文を入れておくと良いといえそうです。

言葉遣いは普段の言葉遣いの延長であり、少しフランクな内容にしても問題はありません。

④同僚向け

同僚に送る場合は深く考えずに、「今年も宜しくお願いします」といった気持ちを伝えることが一番です。

あくまで一例ですが、「あけましておめでとうございます。昨年度は一緒に仕事ができて心強かった次第です。これからもお互いフォローし合いながら切磋琢磨して仕事が頑張っていきましょう。今年も宜しくお願いします」といったような感じでも良いといえそうです。

日ごろの感謝の気持ちを述べるとともに、一緒に過ごした仕事の思い出などにも触れながら、お互いの健闘をたたえ合うような内容を送っておくと好印象を持ってもらえます。

まとめ

以上新年の挨拶をビジネスシーンごとに紹介していきましたが、参考になったでしょうか?

ここに出ている分はあくまで一例であり、その人の独自の分というものがあるはずです。

そのために例文に拘り過ぎずに、自分の言葉で新年の祝いを述べ、幸せを願うような内容を送れば良いといえます。

この記事を参考に、ビジネス面で役立てて頂けたら幸いです。
 

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