セミナー集客のための3つのコツ&無料で集客できるサイトまとめ
セミナーを開催する中で生じる最大の悩みは、セミナー開催経験のある誰に聞いても同じものです。
それは、「集客」です。
基本的に、セミナーを開こうとする時には、何か伝えたいことや共有したいことが定まっているはずなので、コンテンツで悩まれる方はそんなに多くないと思います。
しかし、この集客についての悩みはセミナーを開こうとするほとんどの方が抱えることになります。
当然のことながら、どんなセミナーでも集客できなければ、その目的を果たすことができません。
営業セミナーであれば、見込み客の獲得が目的です。
しかし、集客できないとなれば、見込み客の獲得ができません。
だったら、テレアポのほうが良かったとなってしまうかもしれません。
勉強会などではどうでしょうか?
これも、「自分の学びや考えを発信して共有したい」という目的が、集客ができなければ達成できません。
その影響力は半減してしまいます。
それだけ、セミナーを開催するにあたって、集客は非常に重要なのです。
そこで、今回はセミナー集客のコツと、集客に役立つサイトをご紹介します。
集客のコツは3つだけ
セミナー集客というと、何か大層なことをしなければならなさそうにも思えますが、そのコツは非常に単純で、たった3つです。
- 多くの人に会う
- コンテンツを充実させる
- 継続する
難しく考えてしまいがちですが、本当にこれだけです。
1つ1つ詳しく見ていきましょう。
1.多くの人に会う
集客を行おうと思った時、あなたなら何をやりますか?
サイトの登録ですか?
Facebookなどのイベントページで拡散を試みますか?
まず初めにやるべきは、「人に会う」ことです。
最も他人に影響を与える(=人を呼び込む)手法は、今も昔も、実際に会って対面で話をすることです。
「集客ができない!」という人に限って、オンラインだけで集めようとしているのです。
メールやメッセージで案内をするだけで集めようとしています。
もちろん、あなたが影響力を持つようになれば簡単に人が集まるようになるかもしれませんが、初めのうちにはそんな簡単に集まりません。
考えてもみてください。
あなたのメールやFacebookには、毎日のようにイベントの案内が届きませんか?
多くの人は今、あなたと同様にイベント案内が頻繁に届いて、嫌気が差しています。
そんな中でイベントの案内を送っても、ちょっとやそっとの内容では足を運ぼうとは思ってもらえません。
メールやメッセージでの案内に対しては、参加しない人は特に何かを返信するわけでもなく、スルーすることがほとんどです。
案内を出した側としては、不参加の理由がわからないまま、時間だけが過ぎてしまいます。
それでは、告知文の改善もできません。
だからこそ、大切なことは、実際に会ってセミナーを紹介することなのです。
会って話を聞けば、色々なことがわかります。
その結果、セミナーに参加してくれる人であれば、そのセミナーに何を期待しているのかを聞き出すことができます。
参加してくれない人でも、何故参加してくれないのか、何が気になっているのか心配なのか、を聞くことができます。
まずは多くの人に会って、意見を聞きつつ直接案内することをオススメします。
2.コンテンツを充実させる
集客のことばかりを考えるあまりにコンテンツの充実が疎かになり、内容の薄いセミナーしか作り上げられず、結果として集客が出来ないというパターンがあります。
もちろん、これが最もよろしくないパターンです。
冒頭で、「何か伝えたいことや共有したいことが定まっているはずなので、コンテンツで悩まれる方はそんなに多くない」と書きましたが、定まっていると思い込んで準備が出来ていないことが多々あります。
「何を伝えるか」だけを考えていても、良いセミナーにはなりません。
コンテンツを充実させるためには、「誰に」「何を」伝えるのかをしっかりと考える必要があります。
その両軸が決まったところで、はじめて集客を行う際に伝えるべきメッセージも固まってきます。
どう集めるかを考える前にやらなければいけないことは、これです。これだけは忘れないでください。
3.継続する
3つのコツ、最後のポイントは「継続」です。
いくら「実際に会って集客」を頑張って実践したとしても、1回のセミナー開催までに出会える人数は限られています。
一度実際にセミナーを開催してみて、自分の反省や参加者の声を踏まえて、改善していくことが重要です。
1回きりで終わらせてしまっては、集客力は身につかないのです。
これまでにセミナーを成功させてきた人たちも、たった1回のセミナーで成功させているわけではありません。
何度も継続して開催してファンを作り、関係性を構築していったからこそ、安定した集客が出来る土壌が整っていくのです。
セミナー集客は、文字通り一朝一夕で成功できるものではありません。
継続的に展開できないようであれば、むしろ実施しないほうが良いと思います。
セミナー成功の要素は、「リピート」と「紹介」!
セミナー成功の要素として、「リピート」と「紹介」が挙げられます。
セミナーを開催するたびに来てくれるようになるリピーターは、あなたのファンとも言える人です。
リピーターとなる人は、周囲の人たちにあなたのセミナーがどう良いのか紹介してくれるようになります。
3つ目のコツとして、継続することの大切さを挙げましたが、それは、経験を積んでコンテンツの改善をしていけるからというだけではなく、継続することで集客が楽になっていくということもあるからなのです。
継続して良いセミナーを開催することができれば、次第に「リピート」「紹介」の2つが生まれてくるのです。
もし現在行っているセミナーやこれから行うセミナーで、「リピート」や「紹介」が生まれてこない場合は、コンテンツに問題ありです。
今集客ができていたとしても、必ず頭打ちになってしまうので、早急にセミナーコンテンツを見直しましょう。
セミナー集客を助けるWebサイト
ここまでにご紹介してきた内容を踏まえて、最後にセミナー集客を助けてくれるサイトやツールをご紹介します。
あくまで、3つのコツを実践している上で活用しなければ効果を発揮しませんので、まずはしっかりと「人に会って」「コンテンツを充実させて」「継続する」ことを意識しつつ使ってくださいね。
Facebook
https://www.facebook.com/
まずは有名なFacebookです。
Facebookには「イベント」という機能があります。
イベントの開催日や概要等を記載して告知ができるページがあるのです。
この機能の便利なところは、Facebookで繋がっている友人に簡単に”招待”が送れることです。
また、イベントページを作るとタイムラインにあなたが作成したイベントページが流れたり、シェアしたりすることができます。
イベントを案内するツールでは、非常に拡散力の高いツールです。
Peatix (ピーティックス)
http://peatix.com/?lang=ja
新規の告知はもちろん、一度イベントに参加してくれた人を「グループ」というコミュニティで繋げられるツールです。
コミュニティ参加者には、新しいイベントが立ち上がった際、案内が届くようになっています。
一度セミナーに来てくれた人とどう関係を継続するかは非常に重要で、その際、非常に効果を発揮してくれるツールです。
硬軟さまざまなイベントの情報が集まっているので、新たな発見にもつながります。
connpass(コンパス)
http://connpass.com/
「エンジニアをつなぐ IT勉強会支援プラットフォーム」を謳っているイベントツールです。
Peatix同様、グループ管理機能もあります。
このconnpass最大の特徴は、エンジニアを中心にITに興味がある人が多く集まっているという点です。
こくちーず(告知’s)
http://kokucheese.com/
イベント告知ページの老舗的ポジションのサイトがこくちーずです。
無料登録でも、登録している人にメルマガでイベント案内を送ってくれるサイトです。
doorkeeper(ドアキーパー)
https://www.doorkeeper.jp/
doorkeeperは、ITやスタートアップ・ベンチャー企業等を行っている人に人気のあるイベント集客・管理ツールです。
コミュニティに入ると、メールでイベント案内が送られてきます。
一回イベントに来てくれた人やコミュニティ入ってくれた人に、継続的にアプローチできるツールです。
ATND(アテンド)
https://atnd.org/
72時間以内に開催されるイベントをピックアップしてくれるなど、勉強会から酒飲み・ボーリングなどの幅広いイベント集客が実施されているサイトです。
Twitterアカウントでもログインができるので、敷居が低い集客ツールのひとつと言えそうです。
イベントバズール
http://eventbuzzle.com/
ここで紹介したような、イベント集客や管理などのおすすめサイトに加え、会場の情報や実際に開催されたイベントの事例など、イベントに関する便利な情報を紹介してくれるサイトです。
まとめ
後半はイベント集客ツールやサイトをご紹介しましたが、大切なことは参加者が「また来たい」「友達にも紹介したい」と思ってもらえるようなセミナーを継続的に開催することです。
集客も最初は大変なのが当たり前です。
しかし、継続することでファンが一人二人と増え、その積み重ねが、あなたのビジネスやセミナーをより充実したものにしてくれるのです。
新規の集客ばかりを行っていても、頭打ちになることは確実です。
そうではなく、「継続的に関わってくれる人をどう増やしていくか」を前提にセミナーを開催することで、長い目線で見た時に、セミナーを開いて本当に良かったと思えるようになるのです。
一朝一夕の成果にとらわれ過ぎず、セミナーは長い目線で開催していきましょう。
この記事を書いた人 笹田裕嗣
社員数1,000名超の会社で新卒で入社し、1年目からトップの成績を残し、現在は営業代行、営業研修、さらには営業マンの育成を行っている。担当したクライアントは3ヶ月で売上200%増、初の受注獲得の実現等の実績を持つ。また、営業マンの個別コンサルティングでは、全てのメンバーがコンサルティング開始後、1ヶ月以内に受注をあげている。
「営業で苦しむ人をなくし、営業を楽しめる世界を作る」ことを目指している。