企業向けオンラインストレージの選び方とおすすめ10選

企業向けオンラインストレージの選び方とおすすめ10選

データを一時的に保存したり他のパソコンやモバイル機器と共有する際は、オンラインストレージ(インターネット上のデータ保存サービス)を活用すると便利です。個人向けのオンラインストレージサービスであればGoogleストレージやiCloudなどが有名で、これらを活用すれば着信メール・写真や動画・デバイスの設定情報などを自動的にバックアップすることができます。

ビジネス用のオンラインストレージのサービスも存在し、PCやモバイル機器を使って仕事をする場合に活用すると便利です。この記事ではデータを保存したりデバイス間で共有する際に便利なオンラインストレージのサービス内容・メリットや、選び方のコツとおすすめのサービスをいくつかご紹介します。

オンラインストレージとは?

一般的にPC・タブレット端末・スマートフォン・ゲーム機などは、電源をオフにするとメインメモリのデータが消えてしまいます。電源を切ってもデータが消えないようにするために、コンピュータにはハードディスクやフラッシュメモリのストレージ(外部記憶装置)を備えています。ストレージにファイルを保存した場合は、内蔵しているコンピュータを起動しないとデータの読み書きができません。

オンラインストレージ(クラウドサービス)は内臓ディスクやSDカードなどではなく、インターネット上にファイルを保存するサービスです。オンラインストレージを利用すれば、ファイルを保存した端末とは別のコンピュータからインターネット経由でデータにアクセスすることができます。

オンラインストレージのメリット

仕事でオンラインストレージのサービスを活用することには、いくつかのメリットがあります。主なメリットですが、データを一元管理することができる・他の人とファイルを共有することができる・低コストで導入が可能・バックアップ作業の手間が省ける・どこに居てもデータにアクセスが可能、などが挙げられます。

オンラインストレージを利用すれば各デバイスに個別にファイルを保存する必要がなく、一元管理ができます。複数の人でファイルを共有することもできるので、共同作業にも便利です。

多くのオンラインストレージサービスは無料または少ない費用で利用できるので、自前でファイルサーバーを設置するよりも低コストで導入できます。コンピュータの故障・紛失・盗難の際もデータが失われる心配がなく、バックアップ用にも活用できます。

オンラインストレージを選ぶポイント

複数の会社がビジネス向けにオンラインストレージのサービスを提供しているので、導入する場合はいずれかを選ぶ必要があります。オンラインストレージのサービスを選ぶ際は、比較するためのポイントを知っておくと良いでしょう。サービスを選ぶ際にチェックすべきポイントは、コスト・データ保存の容量・機能・セキュリティ・対応機器、の5つです。

コスト・容量を比較する場合は、1GBあたりの料金や上限などをチェックしましょう。一部のサービスはアクセス権限設定などの便利な機能を備えているので、必要な機能を備えているかどうかを確認します。不必要な機能が多く含まれると余分のコストを負担することになるので、必要な機能だけを備えているサービスを選ぶことが大切です。データの機密性が求められる場合は、暗号化などのセキュリティ対策の有無も確認しましょう。

一般的オンラインストレージサービスは、PCでのアクセスに対応しています。PC以外にモバイル機器でアクセスする際は、対応機器やOSの種類も確認しましょう。

おすすめのオンラインストレージツール

多くの会社が、法人向けのオンラインストレージサービスを提供しています。ここでは、おすすめのオンラインサービス・ツールをいくつかご紹介します。各社ともサービスの特徴や機能に違いがあるので、自社に合ったものを選ぶことが大切です。

小青雲UserSide Cloud Storage

一般的なオンラインストレージサービスは、データ保存容量とアクセスが可能なユーザー(アカウント)数で料金が決まります。小青雲UserSide Cloud Storageの大きな特徴は、アカウント数が無制限であることです。アカウント数が無制限なので、多くの人がデータ容量の少ないファイルを共有したりバックアップをしたい場合にお得です。

グループ機能・アクセス制限・アクセスログの閲覧などの基本的な機能が備わっているので、社内の職種・地位ごとにアクセス制限を設定することが可能です。アクセス制限機能に加えて、ファイルの自動削除や階層をまたいだファイルの移動やコピー機能も備えています。オプションでVPN機能を付けることも可能なので、海外の事業所との間でデータの共有や送受信を行うことも可能です。

Fleekdrive

Fleekdrive サービス概要・料金・導入実績

2020年3月以降は新型コロナ感染対策のためにテレワークを導入する企業が増えており、自宅のPCでファイル作成・編集作業に従事するといったケースが増えています。Fleekdriveの大きな特徴は、1つのファイルを複数の人で作成したり編集するための機能が充実していることです。

ダウンロードせずに閲覧ができる機能を備えているので、機密性の高いデータに安全にアクセスすることが可能です。簡単にダウンロード専用のURLを発行することができるので、ユーザーIDを持たないクライアントなどにデータを送信するようなシーンなどに活用できるでしょう。

Fleekdriveでは30日間の無料トライアルサービスが用意されているので、初めてオンラインストレージサービスの導入をお考えの事業主の方にもおすすめです。

HiQZenサービス

オンラインストレージサービスを利用する際に注意しなければならないのは、誤ってファイルを削除したり上書き保存するなどしてデータが失われてしまうことです。HiQZenサービスは10世代前までデータを復元する機能を備えていて10日間以内であれば削除したファイルを復元することも可能なので、誤操作の際も安心です。

ドラッグ&ドロップで簡単にアップロード・ダウンロードができる機能や、PCとの自動同期(自動バックアップ)にも対応しています。万一の場合に備えたり不慣れな人が操作する場合は、HiQZenサービスの各種便利機能が威力を発揮するでしょう。

HiQZenサービスではモバイル機器(アンドロイド・iOS)にも対応していますし、日本語以外に英語や中国語にも対応しています。

ownCloud

企業の研究開発部門や大学・研究所などであれば、多くの機密情報を扱う必要があります。ownCloudの大きな特徴はセキュリティを重視していることで、機密情報を多く扱う事業所におすすめのオンラインストレージサービスといえます。

ファイルファイアウォールやIPアドレス設定といった基本的な機能だけでなく、ownCloudであればデバイスタイプや時間などの多くの要素でアクセス制限を細かく設定することが可能です。

ownCloudは操作方法がシンプルであるという特徴もあり、標準的なブラウザから簡単にデータにアクセスすることができます。

インターネットに接続していれば、タブレット端末やスマートフォンなどのモバイル機器でもブラウザを起動するだけで簡単にファイルを閲覧したり送受信をすることが可能です。

たよれーるどこでもキャビネット

大塚商会は法人向けのビジネスツール(コンピュータ・複合機・通信機器など)を多く扱っている会社ですが、「たよれーるどこでもキャビネット」というオンラインストレージサービスも提供しています。

このサービスの大きな特徴は、ブラウザに加えてWindows版の専用ソフトが用意されていることです。簡単な操作で直感的にファイルの共有・送受信ができるので、コンピュータに不慣れなスタッフでもすぐに使えるでしょう。

PCに加えてモバイル機器(iOS・アンドロイド)にも対応しているので、外出先でのデータの閲覧・共有も便利です。1ファイルの最大容量が2GBなので、動画ファイルなどを扱うことも可能です。

ブラウザ版であれば専用画面を英語表示に切り替えることができるので、外国人を雇用している企業でも便利に利用できます。

セキュアストレージ

セキュアストレージ(Secure Storage)はサービスの名称が示すように、セキュリティを重視したオンラインストレージサービスです。具体的な機能ですが、通信の暗号化・クライアント証明書・IPアドレスによるアクセス元認証・IPS(不正アクセス排除)・アンチウイルス、などを備えています。

クライアント証明書がインストールされた端末でのみアクセスが可能で、IPアドレスによる接続制限機能も設定可能です。

コンピュータウイルス・マルウェア(スパイソフト)・不正アクセス排除機能を標準で備えているので、外部からのハッキングやクラッキング攻撃からデータを守ることができます。料金はデータ容量によって決められており、アクセス可能なユーザー数は無制限です。

Dropbox Business

Dropboxは個人向けのオンラインストレージサービスで有名で、2GBまで使える無料版を利用している人も少なくありません。

Dropbox Businessは法人向けのオンラインストレージサービスで、個人事業主や中小規模の事業所で手軽に導入ができるという特徴があります。

利用料金は1ヶ月あたり1,500円または2,400円で、いずれも低コストで導入が可能です。追加料金を支払うことでファイルの保存容量を増やすことが可能で、小規模な事業所におすすめのオンラインストレージサービスといえます。

30日間無料トライアルサービスが用意されているので、初めてオンラインストレージを導入する事業主の方にもおすすめです。低料金なので手軽に利用できますが、モバイル端末用のアプリも無料で提供されています。

Box over VPN

Box over VPNはNTTコミュニケーションズが提供する大容量オンラインストレージサービスで容量無制限で利用できるという特徴があり、規模の大きな事業所におすすめです。24時間365日対応のヘルプデスクが設けられているので、トラブルの際も安心です。Box over VPNは名前が示す通り、VPN(仮想プライベートネットワーク)を経由してデータアクセスが行われています。

VPNを経由することにより、機密性の高いデータを安全に転送することが可能になります。Box over VPNにアクセスする際は、AES256bitによりファイルが暗号化されて保護されています。これに加えて、複数の拠点間でも低コストでシステムを導入することができるという特徴もあります。

DirectCloud-BOX

法人向けクラウドストレージ DirectCloud-BOX サービス概要・料金・導入実績

DirectCloud-BOXはユーザー数無制限の法人向けオンラインストレージサービスで、低コストで導入したい事業者におすすめです。専用のリンクを使って大容量ファイルを受け渡ししたり、社外の関係者(取引先など)とファイルを共有する機能も備えています。

ユーザー数が無制限なので規模の大きな事業所におすすめで、1ファイルあたりの最大容量は10GBとなっています。300アカウントを超える場合は他社のサービスと比べて料金が低く抑えられていますが、暗号化・ウイルス対策・検索・社外関係者とのデータ共有、といった便利機能を多く備えているという特徴もあります。

DirectCloud-BOXは大きな規模の事業所に導入すると費用対効果が高く、多くの会社で導入実績があります。

ファイルサーバークラウドVer.3

ファイルサーバークラウドVer.3の特徴は、VPNを使用することで社内ネットワークと同じ環境でデータのアクセス・共有ができることです。

本サービスはWindowsサーバーによって提供されているので、Windows上で簡単にデータの送受信ができます。専用サポートセンターを備えているので、トラブルが発生した場合も迅速に問題を解決することが可能です。

数十TBもの大容量での利用や数千人分のアカウント発行にも対応しているので、大企業にもおすすめです。モバイル端末からのアクセスにも対応しており、外出先からiOSまたはアンドロイドのタブレット端末・スマートフォンでデータにアクセスすることができます。

外部関係者とのファイル共有機能も備えているので、取引先とのデータ送受信も可能です。

オンラインストレージまとめ

オンラインストレージを利用すれば、社内や社外関係者との間でデータを共有したり安全に保管することが可能です。

近年はオンラインストレージサービスで1GBあたりの料金が安くなっているので、専用の外部記憶装置を購入したりファイルサーバーを立ち上げて管理するよりも少ないコストでデータを管理することができます。

ただし会社ごとにサービスの特徴・機能・コストなどに違いがあるので、事業所の規模や導入する目的に応じて選ぶことが大切です。

アカウント数やデータ保存容量はさまざまで、個人事業主から大企業向けのサービスが用意されています。中には期間限定で無料お試しサービスが用意されているので、実際に使用してみてから導入するかどうかを決めることができるでしょう。

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