ギガバイトってどれぐらい?「ペタバイト」「エクサバイト」などデータ容量の単位について徹底解説

最終更新日 : 2021-01-21 Box

ギガバイトやテラバイトといった言葉を耳にする機会も多いと思います。

日常生活を送る上で必需品といえる存在になったスマートフォンは、様々なサービスを利用するのに役立つツールです。

スマートフォンを使用する際に気になるのがデータ容量で、その単位となっているのがギガバイトやテラバイトになります。

パソコンやタブレット端末等にデータを保存する際にも使われる単位です。今回はギガバイトやテラバイトといったデータ容量の単位に関して、詳しく紹介します。

若者言葉としての「ギガが減る」

若者がよく使う言葉に「ギガが減る」というのがあります。

「ギガが足りない」といって嘆いていることもあるようです。

この「ギガが減る」というのは、スマートフォンを使ってインターネットを利用する際に通信量が減ってしまうことを表しています。

ギガは通信量の単位を表すギガバイトのことです。スマートフォンの月契約では、一か月当たり利用出来る通信量があらかじめ決まっています。

料金プランによって利用できる通信量には違いがあり、通信量が多い程料金は上がります。1か月に使用できるデータ通信量を超えてしまうと、インターネットに繋がりにくくなってしまいます。

そのためイライラすることが多くなり、データ通信の残量を気にすることが多いといえます。

動画やビデオ通話などは使用するデータ通信量が多いので、スマートフォンで動画を見ることが多い人はデータ通信量が足りなくなってしまうことがあります。

そのためデータの残量が減ることを気にし、「ギガが減る」という言葉を使う人が多くなりました。

バイトとは

バイト(Byte)とは、コンピュータで扱われるデータ量の大きさを表す単位です。

半角英数文字1字分のデータ量が1バイトになります。

スマートフォンにインストールするアプリの容量や写真等画像のファイルのサイズ、オンラインストレージの容量等もバイトという単位で表されています。

1キロバイトは1024バイトで、1024キロバイトが1メガバイトとなります。それから1024メガバイトが、1ギガバイトです。

1024倍ずつ数字が大きくなっていきますが、これはコンピュータが「0」と「1」の二進法で情報が表現されているからになります。

ギガバイトとは

ギガバイトは、スマートフォンやパソコン等のデータ容量を表す単位として最もよく使われています。

バイトの単位で計算すると、1ギガバイトは約10億バイトとなります。以前、パソコン等で使われていたフロッピーディスクは最近ほとんど見かけませんが、フロッピーディスクの容量は1.44メガバイトです。

技術の進化によってもっと大容量のデータ通信が行われるようになったので、フロッピーディスクでは全く足りなくなり使われることも大幅に減りました。

技術の進化が進むにつれて取り扱われるデータ容量も大きくなり、単位にギガバイトが使われていくようになります。

1GBでどれぐらい保存できるか

1ギガバイトでは、どれぐらいのデータ量が保存できるのでしょうか。

まず写真等静止画の場合には、画素数によって保存出来る枚数が異なります。800万画素の静止画だと256枚、1200万画素だと204枚、1600万画素だと132枚、1800万画素だと115枚となっています。

画素数が上がればそれだけ画質が綺麗になりますが、その分データ容量も大きくなるので保存できる枚数は少なくなってしまいます。

それから動画の場合には、HD動画だと1ギガバイトで保存できるのは5分程度となっています。フルHD動画の場合には2分程で、4K動画の場合には1分程になります。

MP3形式の音楽データであれば、1ギガバイトだと230曲分保存することが出来ます。

テラバイト

多くの人がスマートフォン等で使用するストレージの容量の単位はギガバイトやメガバイトですが、それより大きな単位としてテラバイトがあります。

耳にしたことがある人も多いかもしれません。外付けハードディスク等で使われることが多い単位になります。1テラバイトは1,000ギガバイトのことをいい、メガバイトで表すと1,000,000メガバイトとなります。

1テラバイトは、一般的なスマートフォンだと8台分ものデータ容量に相当します。一般的なノートパソコンの場合には4台分に相当する容量です。

1TBでどれぐらい保存できるか

ノートパソコン等で音楽や動画を保存しておく際は、データ容量が大きいので外付けハードディスクを利用することが多いです。

大体、外付けハードディスクの容量は1テラバイトから2テラバイト位が主流になっています。

1テラバイトで保存することが出来るデータ量は、DVDであれば約211枚分の容量になります。

デジタルカメラ等で撮影した写真であれば画素数にもよりますが、およそ25万枚に相当します。文庫本などのデータであれば一冊当たり100メガバイトと考えると、10,000冊分になります。

音楽データであれば約200,000曲分になりますし、映画等の動画であれば約160時間分にも相当します。

「ペタバイト」「エクサバイト」

ギガバイトやテラバイトよりも上のデータ容量の単位として、「ペタバイト」「エクサバイト」等が挙げられます。

ペタバイト(petabyte)は、1バイトの1,000兆倍を表す単位になります。

「エクサバイト」は、1バイトの100京倍を表す単位になっています。

容量の多いオンラインストレージおすすめ5選

仕事やプライベートで使えるオンラインストレージは色々ありますが、その中でも容量の多いオンラインストレージを5つ紹介します。

容量が多いと保存できるデータも大きくなるので、何かと重宝します。

①Googleドライブ

Googleドライブは大容量のオンラインストレージで、最初の15ギガバイトのストレージは無料で利用することが出来ます。

どんなモバイルデバイスやパソコン、タブレット端末からでもアクセスすることが出来、ファイルやフォルダを保存したり編集したりすることが可能です。

クラウドネイティブの共同編集アプリを提供しており、同じドキュメントをチームや外部のユーザーと共有できるようになっています。

チームでリアルタイムの共同編集を行うのに役立ちます。チームの既存のツールやアプリと統合することもでき、ファイル形式を交換する必要もありません。

②Dropbox

Dropboxは世界初のスマートワークスペースで、使い慣れたツールを利用しながらもチームのコンテンツを一カ所にまとめることが出来ます。

ファイルをスッキリと整理することが出来るので、目的のファイルを見つけやすいという特徴があります。

それにより作業に集中しやすい環境が整い、チームワークを行いやすくもなります。「おすすめ」のファイルやフォルダは各ユーザー向けにカスタマイズされているので、検索に時間がかかりません。

必要な書類に即座にアクセスすることが出来ます。

③OneDrive

OneDriveは容量の大きなオンラインストレージで、どこからでもアクセスすることが出来ます。

どの場所にいてもどんなデバイスでもアクセスすることが出来るようになっているので、ファイルを編集したり共有したりするのが簡単です。

写真を保存しておけば、遠方の家族とも共有することが出来ます。デバイスを紛失してしまったとしても、データがバックアップされて保護してあるので安心です。

リアルタイムで共同編集を行うことも出来ますし、モバイルデバイスを使って書類・レシート・メモ・名刺等のデータをスキャンしてOneDriveに保存することも出来ます。

④iCloud Drive

iCloud Driveは、Appleが提供しているオンラインストレージです。

iCloudは全てのAppleデバイスに組み込まれているので、Appleユーザーにおすすめのサービスになります。

写真やファイル、メモ等のデータが安全に保存し、最新の状態に保つことが出来ます。

5ギガバイトまで無料で利用することができ、容量を追加するのも簡単に行えます。

iCloud写真を使うと、写真やビデオを見たり検索したりすることが出来ます。古い写真でも最近のものでも簡単に探し出せますし、それを共有することも可能です。

また、デバイス容量を節約するために、デバイス上には写真の軽量バージョンがあります。

オリジナルであるフル解像度の写真はiCloudに自動的にアップロードされ、必要な時にはいつでもオリジナルをダウンロードすることが出来ます。

⑤Box

Boxは、地域間やデバイス間の隔たりを低減してくれる便利なツールです。

世界標準となっているオンラインストレージで、優れた効率性を実現しています。万全のセキュリティを非常に重視しており、シンプルさを追求してあります。

重要な業務に関わる反復作業が自動化されるので、ワークフローが迅速化されています。それにより作業の効率化につながっており、より重要な業務に集中できる環境が整います。

重要なコンテンツが一カ所に集約されているので、関係者全員がアクセスできる環境になっています。

共通の理解が進むので、不要なストレスを感じることがありません。それから統合可能なアプリは1,500以上にも上ります。

ギガバイトまとめ

ギガバイトは、データ容量を表す単位のことをいいます。スマートフォンを利用してインターネットを利用していると、データ容量を消費し残りが少なくなったり利用できる通信量を超えてしまうこともあるようです。

それから半角英数1文字分のデータ量が1バイトで、1ギガバイトは約10億バイトとなっています。

1ギガバイトで保存できるデータは、写真等の静止画の場合約120枚から250枚程度です。

一般的なHD動画だと5分程度で、画質の綺麗な4K動画だと1分程度となります。音楽データの場合には230曲ほど保存することが出来ます。

それからギガバイトよりも容量が大きいテラバイト・ペタバイト・エクサバイト等の単位もあります。

ストレージの容量などを判断する時に参考になるので覚えておくとよいでしょう。

 

オンラインストレージを探している人はこちらで完全網羅しているので、参考にしてみてください。

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