相手に伝わるウェビナーをするために知っておきたい話し方のコツを徹底解説!
ウェビナーを取り入れる企業がますます増えてきています。
コロナワールドもこれには関係していますが、リモートワークがますます注目されるようになっていることもその理由でしょう。
そんなウェビナーをする際には何よりも話し方に気をつけないといけません。
話し方が駄目だとせっかく内容が良くても全く見てもらえないこともあります。だからこそ、ここでしっかりとしたウェビナー時における効果的な話し方のコツを知って実際にこれからウェビナーをする際に役立ててみて下さい。
ウェビナー開催前にやっておくこと
ウェビナーというものは準備が何よりも大事です。即行で何もかも出来てしまう人もいますが、慣れていないならばじっくりと台本を作ったり、服装を整えたりしてみて下さい。
こうした準備がしっかりとしていれば当日も地震を持って取り組むことが出来るようにもなってきます。
実際、ウェビナー開催前にしておきたいことも実に多いのすが、ここではその中でも絶対にしておかないといけない最低限のポイントについてじっくり解説していきます。
①台本を作る
まず、ウェビナーに慣れていないならば台本を作ることは欠かせないことです。台本を作るのは大変ですし、「そんなものなくても大丈夫」と感じる人もいるかも知れません。
しかし、何十回もウェビナーをした経験があるならば良いですが、そうでないならばやはり台本は必要。
これがあることでより余裕も生まれますし、緊急事態にも対処しやすくもなってきます。
また、台本を作ることで話す内容もよりシェイプアップされてきて、ウェビナー自体の内容が洗練されてきます。
これも台本を作る大きなメリットになっています。
台本を作るといってもそこまで詳細にやる必要性もありません。気軽なウェビナーならば骨子を整えればそれでも十分なことも。いずれにしても話す内容をしっかりと文字起こしすればその成果も変わってきます。
②与えたい印象に合わせた身なり・服装
人は外観が何よりも重視されます。やはり内面を評価してもらいたいという気持ちは誰しもありますが、短いウェビナーの間に評価されてしまうのが外観です。
そもそもだらしない服装だったりするとウェビナー参加者も「こんな人の言うことは信頼できない」、とウェビナーから離脱してしまうことがあります。
むしろウェビナーだからこそ服装を整えることが大事です。全く知らない人が参加することも多いですから、服装を整えておきましょう。
ここで大事なのが自分の与えたい印象を考慮すること。例えば、真面目なビジネスマンという印象を与えたいならば、やはりビジネススーツを着込んで置くべき。
ヤングエグゼクティブという印象を与えたいならばクールビズでモダンに決めるのもありです。
ウェビナーでの話し方のポイント
人間というものは実は見た目や話し方で論説の説得力を決めるもの。
たとえどれだけ論理的にしっかりしていても、見た目が駄目ならばそもそも聞いてもらえません。
この点に関しては研究結果もある位であり、ウェビナーも全く同じことです。だからこそ話す内容を突き詰めるのも良いですが、絶対に話し方や見た目などの点で失点しないようにして下さい。
逆に内容がそこまで良くなくても話し方などが良ければ実は誰しも話しを聞いてくれるもの。ここではそんな話し方のポイントについてもみていきます。
①明るく大きな声で話す
これは基本中の基本ですが、まずは大きく明るい声で話してください。
ウェビナーは色々なオーディオ環境の人が参加することもあり、ちょっと大げさな位な方が良い位。まずはマイクの前で話してみて、自分の声がどのくらい大きいのか確かめてみるのもありでしょう。
特にボソボソしゃべるような癖がある人は注意しておいてください。
マイクに拘ってみるのもありで、集音性の高いマイクを用いれば努力せずとも大きい声が録音されやすくもなってきます。こうしたちょっとした努力で全く出来は変わっても来ます。
②ゆっくりと間を意識して話す
ウェビナーでよくあるのが「話すのが早すぎて聞き取れない」という現象です。
こうなると離脱者も増えてきますし、参加者の不満もたまります。通常の会議やセミナーであれば視聴者が前にいることもあり、早すぎるようならば自然とわかるもの。
しかし、ウェビナーでは視聴者の顔が見えないこともあり、独りよがりに話してしまうといったことも起こりやすくなっています。
これはウェビナーの弱点の一つですが、これを防ぐためにもゆっくりと、そして丁寧に喋ってみてください。
これもちょっと大げさなくらいに意識したほうが良いくらいです。
とはいえ、早口の人も実は中にはいます。この場合には意識して直さないといけません。
早口というものは自覚がないものでもあり、ウェビナー開催前にフィードバックを得ることも大事です。
③「え~」や「あの~」などの言葉を使わない
どもついたり「え~」や「あの~」といった口調で話すと聞いているほうも嫌になります。
1時間以上もこうした「え~」や「あの~」といった話し方をする人の話を聞きたい人は誰もいません。
とはいえ、こうした話し方は実は簡単に矯正可能でもあります。ビジネスにおいても口調が変だったり、話し方が変だとよくありませんから、この際に直すのもあり。
例えば、自分の会話内容を録音すればいつどもってしまうのかといったことがわかります。
他にも台本があればしゃべることで迷うこともなくなり、変に間を取る必要性もありません。
何より、「え~」や「あの~」といったようにまごついていると、「この人は頭が悪いのでは」思われてしまって最悪です。
いずれにしても簡単に対処可能ですから、絶対にウェビナー前に対処しておくことをお勧めします。
④感情を込めて話す
感情なしに語る人がいますが、そんな人の話を聞くのは実に辛いものでもあり、ウェビナーでこれをしてしまうと離脱者も増えてきます。
学校の授業とは違い、ウェビナーでは簡単に離脱出来るので、少しでも「このひとの話を聞いていたくない」と思われたらそれでお終いです。
感情がこもっていないと「この人は自分の話していることに興味があるのか」「台本を丸読みしているだけでは」と思われることも。
単に台本の丸読みをしているだけのような人はウェビナーというものを理解していない証拠でもあります。
だからこそウェビナーをする際には感情をしっかりと込めて話をしましょう。
相手が本当に目の前にいるかのように話をしてみてください。実際、ウェビナーをする際には友達でも何でも良いですから、目の前で見てもらうというのもあり。
いずれにしてもウェビナーにおいてはインターネットを介して生身の人間を相手にしているのだということを再確認しておきます。
⑤表情に笑顔を加える
表情に変化があるとより楽しく視聴できます。仏頂面な人よりも笑顔を時々見せるような人のほうが素敵です。
笑顔というものは実にポジティブなものであり、話している内容が実に真面目な内容でも笑顔を挟むことでより楽しく視聴してもらえます。
笑顔が不得意な人もいるかもしれませんが、そういった人は単に練習すればよいだけ。
誰でもお辞儀くらいは出来るはずですが、笑顔もこういったお辞儀のような基本的な礼儀と考えて練習すると良いでしょう。
⑥一つの文章を短くして話す
一文一文があまりにも長いと聞く方も疲れますし理解もしにくくなります。
理解してもらうのがウェビナーの目的ですから、出来るだけ話す内容も短くしてみます。
接続詞なども使って一文一文を短くするだけで一気に理解しやすいウェビナーになってきます。
最もいけないのは大学の教授がやるような冗長な話し方であり、一文一文が長いと上手く息も継げなくてしどろもどろした話し方にもなりやすいです。
だからこそウェビナーの際にもなるべく簡潔に話すように心がけておくことをお勧めします。
⑦曖昧な表現はさけ言い切る
曖昧な表現は禁物なもので、あまりに曖昧だと「それはどういった意味ですか」と質問が来たりしてウェビナーの進行に師匠が出ます。
基本的に全く質問しなくても聞いていけるように、曖昧な表現や変に抽象的な話し方は避けておいてください。
このためにもまずは話す内容を文字に起こすことによって、自分の誤りに気がつけることもあります。
⑧分かりやすく話す
ウェビナーでは分かりやすさが何よりも肝心。本を読んでいるわけでもないですから、一度聞いただけでしっかりとどんな人でも理解できるように話すことが必要になってきます。
このためにも、話す内容はあまりにも専門的な内容は避けます。分かりやすくはなすためにも具体例を適度に入れるとともに、比喩表現なども使ってみてください。
特に効果があるのがビジュアル要素を利用することです。ウェビナーではグラフや動画といったような要素が使いやすいですから、こうしたものを積極的に使ってみている人の理解を助けるようにしましょう。
⑨ジェスチャーを入れる
ジェスチャーは実に有効な非言語コミュニケーションの一つです。ジェスチャーを入れるだけで一気に話す内容が伝わりやすくなっています。
ジェスチャーというものは慣れていないと中々難しいものでもありますが、良い機会なのでここで習得しておくと良いでしょう。
といっても決して習得に時間が掛かるものではなく、基本的に手振りや身振りを使って話す内容を強調したり、印象づけるだけです。ジェスチャーというものはあまりにもやりすぎると滑稽に見えますから、やりすぎもやはり禁物。良いジェスチャーについて知りたいならばアップルのプレゼンテーション等をみてみるのもありです。
⑩コンディションに気を配る
ウェビナーはますます長期化しつつあります。中には1日に渡って行われるといったウェビナーすらあります。
これくらい長丁場ですから、しっかりとコンディションを調整して臨みましょう。
トイレなどに行っておくとともに、水分補給等もして途中でバテないようにしてください。ウェビナー前にカフェイン等も摂取するとともに、睡眠をしっかりと取ることも大事です。
⑪緊張をコントロールする
ウェビナーに限りませんが、人前に出るとあがる人が多くいます。むしろこれは当然と言えば当然の生理作用であり、あまりそのことを気に病む必要性はありません。
何度もウェビナーをすれば慣れても来ますし、緊張することについて気にするとそれだけ逆に緊張するという悪循環があります。
だからこそ緊張したりあがることは当然だと思うくらいが一番です。
とはいえ、全くコントロールする方法がないというわけでもありません。例えば、何度も予行をしたりすることで緊張もコントロールしやすくもなってきます。
ウェビナーで話す時の注意点
ウェビナーで話す際には幾つか注意しておきたいことが多いもの。特にしてしまいがちなのが台本の棒読みですが、これはひんしゅくを買ってしまいます。
ここではそんな実際にやる際の注意点についてもみていきましょう。
①台本を読み上げるだけにしない
台本を読み上げるだけでウェビナーを終わりにする人がいます。これは最悪といっても良いもので、そんなものを見るくらいならば動画をみたり、本をみたほうが遥かに時間を節約出来ます。
やはりウェビナーというものはライブ感や双方向性が大事ですし、台本を読み上げているだけだと飽きやすくもなります。
②機能的な話にしない
話す内容をやけに機能的な話にすることもいけません。専門的な内容に走りすぎるのも初心者がよく見ることが多いウェビナーでは禁物。
むしろ具体例や雑談などを交えて有機的な内容にしたほうが遥かに魅力的なウェビナーになってきます。実際、良く視聴されているウェビナーは雑談なども多いですし、質疑応答も良く取り入れています。
こうしたウェビナーを真似て、色々と質疑応答等を交えたりしてみるのもありです。
③受講者に恥をかかせる行為
みている人恥をかかせることも辞めておきましょう。これは時折してしまう講師がいますが、これをやると次からみてくれる人もいなくなります。
ウェビナーはやはり視聴者第一ですから、視聴者の嫌がることは基本的に絶対にすべきではありません。
恥をかかせる行為だけでなく、卑猥な表現等を使うのも禁物です。
ウェビナーで話す内容のポイント
他の人とは違ったウェビナーにするためには話し方をちょっと工夫することも大事。
ちょっと工夫するだけで、実に魅力的なウェビナーにしていくことが出来ます。
特に自己紹介は大事ですから、ここで外さないようにしておきましょう。
①アイスブレイクとなる自己紹介
最初が上手くいけば視聴者も離脱せずにとどまってくれるようになります。そのためにも重視しておきたいのが自己紹介になっています。
自己紹介を適切にやれば「この人の話をもっと聞きたい」と考えてもくれるようになります。
そもそも全く見知らぬ人の話を最後まで聞く人はそこまでいないでしょう。自己紹介をしっかりとしてアイスブレイクすれば、「このひとは信頼できる」と思ってもらえて最後まで残ってもらえることにも繋がります。
そんな効果的な自己紹介の方法ですが、過去の体験談や雑談等を交えて親密感を増すように工夫することが大事。
自己紹介でみている人に少し笑ってもらえるくらいのほうが良いでしょう。
最初に上手く切り出せれば後は一気にウェビナーも楽になってきます。
②共感を得る内容を用意する
話す内容がやはり非現実的だったり納得できない内容だと最後まで聞いてもらえません。
だからこそ、聞いている人の共感を得られるような内容にするように気をつけてください。
このためにも、どういった人が見るのか想定したり調査することが大事。共感を得られているかどうかを知るためにも、参加者のチャット内容をみたりするのも良いでしょう。
③事例を入れる
具体例があると一気に話の内容も分かりやすくなってきます。抽象的な内容を話すならばそれだけ具体例が多いと良いです。
事例を入れればやはり理解が深まりますし、より面白いウェビナーにしていくことも可能になってきます。
④投票機能・チャット機能で参加者にも参加させる
ウェビナーならではなのが投票やチャットです。せっかくあるこうした機能を活かすことがやはり大事であり、事ある毎に「これはどうお思いますか」と問いかけてみると良いでしょう。
チャット内容を見てその内容に直接的に言及するのもあり。このようにしてより動的にすればするだけ、視聴者も飽きずに見てもらえます。
ウェビナーの話し方まとめ
ウェビナーの話し方について紹介しましたが、ウェビナーというものは実に話し方が大事です。
話し方を疎かにしていると失敗しますから、絶対にこの点は軽視しないでください。
台本を作ったり、笑顔を入れるといったことだけでも大きく高価がありますから、次のウェビナーから早速実践してみると良いでしょう。
無料も含めたおすすめのウェビナーツールはこちらで解説しています。
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