マイナンバーに関するアンケート|カード申請者はわずか14%
結果概要
- 今回調査を行った1000人のうち、既にマイナンバーカードを取得しているのは2割弱
- カードを持たない理由は「必要になった時に持てば良い」と“回答”した人が半数
- 半数以上はまだマイナンバーを誰にも(どこにも)伝えていない
設問
- 現在のあなたに当てはまるものを選んでください(婚姻状況)
- あなたと同居している人数を以下から選んでください。(あなたを含めない人数)
- マイナンバーについて、あなたに最も当てはまるものを選んでください。
- 「マイナンバーカード」を持たない・申請していない理由に当てはまるものを選んでください[複数回答可]
- カードの状態に関わらず、自分の番号を誰かに報告しましたか?報告した相手を選んでください。[複数回答可]
- そう思う理由を教えてください。
- 不倫をしていたことが発覚した会社員は、謹慎や減給、異動など“処罰”を受けるべきだと思いますか?
- 「その他」と回答した方に伺います。どういった方に報告しましたか?具体的に教えてください。
基本データ
調査方法:インターネット調査
調査期間:2016年5月16日~19日
設問数:8問
サンプル数 1000
性別人口構成比
性別 | 男性 | 女性 | 合計 |
---|---|---|---|
度数 | 646 | 354 | 1000 |
結果抜粋
1.マイナンバーカード、実際に発行して持っているのは2割未満
20代以下から60代以上までの各世代200人ずつ、計1000人を対象にマイナンバー制度についてのアンケートを実施しました。
2015年秋から配布された番号通知カードは、あくまでも仮のもので、2016年1月以降に申請して交付されるマイナンバーカードが身分証や各種行政サービスに利用できるカードです。
まずは、このマイナンバーカードをどのくらいの方が持っているのか聞いてみました。
Q3:マイナンバーについて、あなたに最も当てはまるものを選んでください。
今回アンケートに回答した1000人のうち、申請をして、既にマイナンバーカードを持っているという方は14.1%となりました。
また、アンケート実施時点で申請はしているという方は13.2%でした。
全体のおよそ3割がマイナンバーカードを持っている、または持とうとしているという結果です。
2.マイナンバーカードを持たないのは、今は必要でないから?
Q5:「マイナンバーカード」を持たない・申請していない理由に当てはまるものを選んでください[複数回答可]
続いて、先ほどの質問でどちらでもないと回答した方727人に対してマイナンバーカードを“持たない理由”について聞いた結果です。
必要になった時に持てば良いと思っているという回答が最も多くなりました。
身分証明のほかにさまざまな行政サービスが得られるというのがマイナンバーカードの利点のひとつであるはずですが、イマイチどういった恩恵を受けることが出来るのかわかりづらく、それが急いで持つ必要はないという判断につながっているのかもしれません。
また、マイナンバー制度への“不信感”も25%と、やや大きい数字となっています。
3.半数以上はまだマイナンバーを誰にも(どこにも)伝えていない
マイナンバーは、社会保障や税の分野で利用されます。
そのため、会社にマイナンバーを報告する必要があり、雇用保険や福祉系の給付などでもマイナンバーの報告が必要となります。
番号が通知されてからこれまでに、実際にどういったところにマイナンバーを報告しているかを伺ってみました。
Q3:カードの状態に関わらず、自分の番号を誰かに報告しましたか?報告した相手を選んでください。[複数回答可]
1000人のうち、職場に報告したと回答しているのは30.9%。
やや少ないようにも感じますが、そんな中で誰にも(どこにも)報告していないという方が26.7%にものぼりました。
詳しく見てみると、報告した相手に“家族”のみを選択している方も24.5%。
合わせて51.2%の方が、職場や役所にまったく申請をしていないということがわかりました。
これを回答者の年代別にグラフ化したのが、以下のグラフです。
60代以上の方の割合が高いのは、仕事をリタイアされた方が多く、またさらに日本年金機構での情報漏えい事件を受けて、年金機構でのマイナンバーの利用開始が延期されているため、ということが推測できます。
事業者側も自社のマイナンバーの収集状況について、一度確認したほうが良いかもしれません。
この記事でご紹介できていない部分も含めた「マイナンバーに関するアンケート」の調査結果は下の「詳しい資料を無料ダウンロードする」ボタンからダウンロード可能です。